31~40の


2021(令和03)年12月の、備前焼を買い、尾道でラーメンを喰い、呉で大和ミュージアムに行き、宮島にJRで唯一残る連絡船で渡り、柳井から「DASH島」を眺めつつ松山に入り、四国をほぼ一周する旅。


2021/12/23~2021/12/26の行程
(赤穂~備前~尾道~呉~宮島~柳井~松山~宿毛)は、
こちらからどうぞ。
 
2021/12/27

宿毛~柏島~足摺岬~西土佐
 
朝はしっかり雪景色…。
 
 
宿毛駅に来てみたが、まるで雪国の駅みたい。

ここは、南国土佐の、さらに南西ですよ…。
そこで積雪…。

 ※こんなに積もっているのに、気象庁の記録としては積雪は観測されなかったようです。
 
 
宿毛市内のコンビニで地元紙を読みながら朝メシ。

カルシウム牛乳は以前スーパーで買ったもの。
 
 
宿毛を出発して、ダイビングで有名な柏島を目指す。
写真の島が柏島で、左に写っている橋で本土と繋がっている。

信州からだと遠くて、よほどのことがないと来ないと思うんだけど、
どういう所なのか見ておきたかった。

マグロの養殖も盛んらしい。
養殖イカダがたくさん設置されているが、全部がマグロなのかは分からない。
 
 
橋を渡って島に入ったらすぐにダイビングサービスがあった。
この他にも何軒かある。

今のような冬はどれぐらいのダイバーが来ているんだろう。
もう10時近いので既に出港しているんだと思うが、お店周辺は閑散としていた。

柏島の12月~1月の水温は大体18℃前後みたい。
ウエットスーツではとてもムリだな…。
 
 
漁港沿いにちょろちょろと進んでみたら郵便局があったので、
ここで年賀葉書に風景印を押してもらった。
 
 
たくさんの養殖イカダ。
ウミネコかカモメが群がっている。
 
 
柏島名産のマグロがどこかで喰えないか漁協で聞いてみたところ、
「ウチは業者にしか卸していないから小売りはしていない。」だって。

う~ん、それならそれで「こういう業者があるよ」とか、「お店で食べるならこの辺」とか、
具体的な社名や店名は出さなくても何かヒントをくれてもい~んじゃないの?

ネットで探してもあまりヒットしなかったからわざわざ顔を出してんのにさ…。

結局「柏島マグロ」にはありつけず。
 
 
柏島から土佐清水に移動する途中にあった
「頭集(かしらつどい)簡易郵便局」。

実は柏島への行きがけに見つけて、局名が気になっていたんで、
ちょうど払込の案件もある(さっきの柏島郵便局の時点ではすっかり忘れていたのよ…。)
ことから思い切って寄ってみた。

局長(?)の女性によれば、「頭集」はこの地域の字名のようなもんだそうな。

また、写真ではもう既にだいぶ溶けているが、
今朝は「生まれて初めてこんなに雪を見た」とのこと(笑)。
やっぱ、地元にとって相当な積雪だったんだね。
 
 
国道321号に戻ってきた。

右まきで土佐清水方面じゃ。
 
 
土佐清水に着き、名物の「清水サバ」を喰いたかったが、
市内で喰わせてくれる店は、定休日だったり臨時休業だったりで軒並み休み。

しかも、清水サバ自体、ここ2~3日の時化で揚がっていないとのこと。

しゃーねーので、地元のスーパーでてきとーに刺身を買ってきた。
コイツらとスーパーのお弁当で刺身定食にした。
土佐清水漁港のPで食す。

ブリは「シャクっ」という歯触りで、至福だ。
一切れが分厚くてデカくて、至福だ。

そして珍しいのが、写真手前の「こばんざめ」。
産地が表示されていないが、恐らく土佐周辺と想像する。
100g98円(消費税分抜き)とやたらに安い。

見た目はタイのようだけど果たしてその味はどうなんだ、と
ちょっと不安になりながらサクを切り身にして喰ってみたら、あらびっくり。
実に旨いじゃないのよ。
しっかりした歯ごたえがあって、いい白身だ。

ネットで軽く調べてみたら、コバンザメはスズキ目でいわゆるサメとは全く関係がないらしい。

また、Wikipediaによると「人間との関係」は
『一般に食用にされることはないが、まれに定置網などに入り、
産地や漁業者などは食用にする。白身魚であり美味と言われている。 』だって。

最後の"言われている"っていうところで、この項目を記した人が、
コバンザメを喰ったことがないということが分かるよね(笑)。

とても旨くて、ブリを遙かに超える至福でした。
おまけに安いし。

あとから思えば、またスーパーによって買っておけばよかった…。
 
 
土佐清水からさらに南下し、
ついにやってきました足摺岬。

いや~、ここまで遠かったわ~。
 
 
お天気もよく、風もそれほど吹いていないので、
Pから歩いてちょっとの展望台に来てみた。

なかなかいい眺めだよ。
 
 
眼下には太平洋が広がり、透明度もそこそこよさげ。

潜ってみるとおもしろいかもしれない。
 
 
さて、足摺岬から北上し
四万十市の中心部である旧中村市を突っ切って、
四万十川沿いに進む。

名物の沈下橋がいくつもあり、
この写真はその中の1つである「三里(みさと)橋(三里沈下橋)」。

周りが緑で太陽が出ていればもっともっときれいに撮れるんだろうが、
冬だし、曇りで日没近くなので、こんなどんよりした写真になってしまう。
 
 
四万十市(旧西土佐村)の道の駅「よって西土佐」に18時前に着いた。

売店の営業時間が18時までだったので、四万十川にまつわるおみやをギリでGETできた。
そしてなんと、明日は休みだって。

最初はここまで来ないで旧中村で車宿して、
明日ここで買い物しようと思っていたので、アブナイところだった。
 
 
左のゆずで焼酎を割ると、何とも実に旨い。
止まんなくなるよ。

右のぶしゅかんは焼酎には合わなかった。
説明では刺身に合うようなので、明日以降にやってみよう。

じゃこ天などをツマミに呑んでたら気持ちよくなって、
そのうち沈没しました。
 
 
2021/12/28

西土佐~四万十川~高知~室戸
 
気持ちよく晴れた!

車宿した道の駅から四万十川沿いに走って、
JR予土線やいろんな沈下橋のロケハンをしつつ、
四万十町(旧大正町)にある道の駅「四万十大正」まで来た。
 
 
まだ9時前だが、もう食堂メニューが喰えるというので、
それならばと、四万十うなぎ(養殖)の「うなかば丼」1,580円ナリを食す。

ウナギの肉質は天然モノと一般的な養殖モノの中間ぐらい。
脂の乗りがほどよくて養殖バリバリのモノにありがちなしつこさがない。
こりゃなかなか旨いよ。

失礼ながら「道エキのだからな~」と思っていたのだが、
全然そんなことはなかった。

養殖モノの脂分が多いのは苦手(俺はこれはこれで大好きだけど)で、
かといって天然モノはサッパリし過ぎ(悪く言えばパサパサ)で何より値段が高い!
という人には向いていると思う。

さっきじゃこ天や蒲鉾を喰ったのに、あっという間に完食した。

※本来なら、丼と吸い椀の位置が逆でしょうね。
 
 
朝からウナギでハラを一杯にして、
また四万十川沿いに撮影ポイントとして目を付けた場所まで戻る。

その途中で、行きしなには通らなかった旧大正町の町なかを通ってみたら、
JR予土線の土佐大正駅があった。

株式会社四万十交通の大正営業所が入っている。

いい感じの駅舎なんだが、イルミネーションの電球類が屋根からぶら下がっているのが気になる。
点灯したら無粋な気がするが、ヨソもんがとやかく言うことではないよね。
 
 
駅前の道に嬉しい案内が残っていた。

「国鉄」ですゼ。
いつまでも残ってほしい。
 
 
土佐大正駅前の食堂。

やってなさそう(Googleマップでは"ゲストハウス"となっている。)。
 
 
今度は、四万十町(旧十和村)にある道の駅「四万十とおわ」に寄る。

ここで、「ジグリ(地栗)」としてウリにしている、
栗菓子系を喰いたい。
 
 
あったあった。

「栗きんとん」260円ナリ(左)と、モンブラン540円ナリ(右)。
どちらも冷凍されているが、栗きんとんの方は解凍したものが売られていた。
 
 
栗きんとんは、ペーストの中に細かく砕いた栗が入っている。

優しい甘さでほっこりする。
 
 
モンブランは、約30分自然解凍した。

てっぺんに乗っているのは渋皮煮。
ウナギじゃないよ(笑)。

これも優しい甘さでしつこくないのがいい。

なお、この容器が日本酒用のぐい吞みに実にピッタリで、
この後活躍してくれることになった。

そして、便利なので、信州に持って帰ってきた(そこまでするか)。
 
 
第1三島橋(三島沈下橋)で予土線と撮影。

約23秒の動画はこちら
 
 
予土線の撮影が終わったら四万十川にほぼ沿って国道381号で旧窪川町に出て、
ハラが減ってたのでスーパーでバッテラを買って喰い、
今度は県道19号で四万十川の源流に向けて出発!

気持ちのいい青空が広がる。
 
 
途中に「久万秋(くまあき)の湧水」があったので、
ちょうど空になってきた水の補給をさせていただく。

水の出方はほんのちょろちょろ程度なので、
俺の4ℓ+2ℓ×2程度のペットボトルへの給水ならそれほど時間がかからなかったが、
これがいくつものポリタンクに…なんてなると時間がかかるね。

水は全くクセのない軟水で、とても旨いよ。
 
 
高樋(たかひ)沈下橋。

橋の説明書きによれば、
四万十川本流の最上流の沈下橋だそうな。
車は通れない。

水がきれいだねえ。
こんな上流でも沈下橋を作るほどの流れになることがある(あった)ってことなんだろうね。
 
 
津野町(旧東津野村)で国道197号を越え、
船戸から県道378号を北上して、
雪道になってきた中をえっちらおっちら登ってきたら、
四万十川の源流点近くに辿り着いた。

ちょっとした駐車場のようになっている。
 
 
どでかい碑があった。

さて、トレッキング装備にして、カメラと三脚を持って…と、
源流点を目指すゾ!

ここ(駐車場)から「源流点」までは登山道で約30分ほどかかるようだ。
 
 
これが清流四万十川の源流点…ウソです

登山道を上り始めて割とすぐ「こりゃダメだ」と諦めるほどの雪で、
雪山対応の装備までは持ってきていないし、
なんせ初めての山なので、素直に諦めました(涙)。

この写真は登山を諦めた地点の「源流っぽい」流れを撮影したものです。

ちなみに「源流点」には標柱が立っていて、その両脇にそこそこの水流の川が
2本あるようです(ネットで簡単に写真が出てきます。)。

年末とはいえ、南国高知で雪の影響で登れないとは
何ともタイミングが悪かったね。

こりゃリベンジ必須だね。
次回は、仁淀川の沈下橋や柏島でのダイビングを絡めて、
緑豊かな夏に来てみたい。
 
 
船戸まで戻り、快適な国道197号で須崎に出た。
フタケタ国道の表示を見ると、なんか安心するよ。

ど~でもい~けど、この写真の青板は右まきで高知方面だが、
これは国道197号を北方向から走ってきて国道56号をいったん突っ切って、
転回してきて南方向から撮影したからなんだね。
まぁ、こんな情報いらないですよね。
 
 
須崎から高知方面は市街地になり、下道だと通過に時間がかかるので、
高知道などで高知市をワープして、香南市まで移動した。

失礼ながらこの市名は知りませんでした。
南国(なんこく)市の東隣のイメージね。

国道55号沿いのスーパー「サンシャイン香南」でお買い物~。
 
 
このスーパーで嬉しいモノを見つけた。

地元香南市のメーカー製造の麺が何と4種類もGETできたのだよ!
「四天王」が揃うなんてあんましないことなので、ひどくコーフンしてしまった。

「引かれる」ことを十分承知で書くが、俺は旅先などのスーパーや道の駅で、
地元のメーカー(購入店のある市町村かせいぜいその周辺。)
が製造した日配品をGETし、そのパッケージをコレクションするという、
常識ある一般人からすれば変態な性癖がある(笑)。

コレクションの対象は(書かせてくれ~)、
○うどん・そば(細うどん・きしめん・ソフトめん含む)
○ラーメン(中華そば)・焼きそば
○豆腐・あぶらげ・納豆
といったところ。どう?引くでしょ。

これらを各地で買い集めるもんだから、クルマの冷蔵庫はパンパン。
道中のメシとしてなるべく消費するようにはしているが、
基本的に増える一方だ…。

…どーも失礼しました…。
 
 
室戸岬手前(=岬の西)の道の駅「キラメッセ室戸」が今日の車宿地に決定。

窪川で買っておいたカツオと地酒の土佐鶴で乾杯!
室戸までの輸送中はもちろん冷蔵庫で保管していた。

ちなみに猪口はジグリモンブランの容器(笑)。

いやぁ、カツオの切り身の分厚いこと、デカいこと!
そして生ニンニクのスライスがひとツブ分も付いてる。
こりゃ強烈だぜぃ。

以前、与那国島でホントに獲れたてのカツオの刺身の肉質(もっちり感)に感動して以来、
俺は、名産地である高知の地元ではどれぐらいのモノが喰えるのか試してみたいと思っていた。

今回は「スーパーで買えるレベル」の刺身ではあったが、
カツオにありがちな身割れはなく、なかなか旨かった。
少なくとも本州に出回っているような身よりはレベルがかなり高い。

ただ、やはり与那国島の獲れたての食感には及ばなかったので、
次は高知で獲れたての刺身が喰えるように考えておきたい。
 
 
あったかいモノも喰いたいので、あぶらげの煮付けも作る。
冷蔵庫の在庫減らしの意味合いもある。

ヘロヘロくんで気持ちよくなって、楽しい夜は更けていくのであります。
 
 
2021/12/29

室戸~東洋(甲浦)~国道197号~道の駅「もみじ川温泉」
 
ちょっと曇っている朝です~。
 
 
道の駅の駐車場は海に面していて、
凪の太平洋が広がっている。

年末の朝7時は、高知辺りではまだ薄暗い。
 
 
室戸市街のコンビニでパスタと地元紙を買い、
室戸岬のPで喰いながら新聞に目を通す。
 
 
室戸岬のPから、室戸岬灯台のアタマがちょっとだけ見える。
 
 
Pから歩いて数分で「灌頂ヶ浜(かんじょうがはま)」に出る。
特に寒くなく、風もなく穏やかそのもの。

この一帯は、室戸ジオパーク(表記は複数あるようです。細かくは確認していません。)
としてユネスコ世界ジオパークに認定されている。
 
 
室戸岬に別れを告げて、次はDMVを見てみたい。

ってことで国道55号を北上し始めたら、何ともレトロなG.S.があり、
しかも俺が使う昭和シェルだったので迷わず寄り、写真を撮った。

「SHELL」の表示は昭和石油と合併する前の頃からのものなんでしょうね(未確認)。
 
 
つい4日前の2021(令和03)年12月25日から走り始めたDMV。

ここは旧甲浦(かんのうら)駅で、DMVになってからは信号場扱いだ。
駅時代のホームは残っているが、客の乗降はこの高架から降りたところのバス停を使う。

鉄道モードからバスモード切り換える約47秒の動画はこちら

運転手さんのマスクの色が、車両の色と同じなのを見逃してはいけない。
 
 
線路が終わり、その先は道路。

スロープになっていて、右にカーブしながら降りていく。
 
 
旧甲浦駅は写真右の階段を上ったところ。
 
 
甲浦バス停にやってきたDMV。
 
 
バスモードから鉄道モードに切り換えて発車していく
約01分17秒の動画はこちら

バスのクラクションと鉄道の汽笛が同時鳴ったよ。
 
 
バスモードから鉄道モードに切り換えて発車していく
約01分21秒の動画はこちら

車両下の車輪などと、それ以外の部分の明暗差が大きく、
露出の設定に何回か失敗した。

この動画は車両の下に露出を合わせるため、
かなり露出オーバーに設定してあります。

この便は、クラクションや汽笛は鳴らさなかった。
 
 
甲浦駅(バス停)から、DMVとも通るルートで、
徳島県の道の駅「宍喰(ししくい)温泉」に向かう。
 
 
道の駅「宍喰温泉」の敷地内にあるホテル「RIVIERA宍喰」。

このホテルの温泉にぼちゃっと浸かってきた。
やっぱ温泉はいいね~。
 
 
道の駅から国道55号を挟んだすぐ先は太平洋。

ぽかぽかとあったかい。
 
 
海部町内で見つけた渋いスーパー。
見たときは立ち寄る勇気がなかったが、後悔した…。
寄ればよかった。
 
 
さっきのスーパーに寄る勇気がなかったので、
その近くのショッピングセンターピア海部内の「スーパーニシミヤ」で
地元の海産物などのお買い物。

それにしてもハデな外観だね~。
 
 
買い物が終わり、国道193号で内陸に向かう。
4つの峠を越えて讃岐に出たい。
 
 
予想を越えるぐっねんぐっねんの国道193号だ。
やっと"ひと峠目"の霧越(きりごえ)峠。
 
 
国道193号が通る山はかなり荒れており、
こんな木や岩が転がり落ちてきたらコワいゾ。
 
 
いったん国道195号に出てまたすぐ分かれ、
明るいうちにもう1つの峠を越えて徳島県に入ろうと走っていたら、
昭和シェルのG.S.があったので給油しておく。

ここのおかみさんに「(この国道で徳島の)神山町に抜けられるんですよネ?」って聞いたら、
「道は通ってるけど、雪が降ったからどうかな~」と心許ない答え。
 
 
なんとこのG.S.は伝票が手書きだった!
もちろんPontaカードは使えず。

これは保存だな~。
 
 
がぁ~~~ん。

G.S.から走って程なく、通行止めの表示。
参ったな~。さて、どうする???

もうだいぶ薄暗くなってきているので、そろそろ車宿場所を考えないとな~。
 
 
ということでいったん国道195号に戻りしばらく東に走ったところにある
道の駅「もみじ川温泉」を今日の車宿場所とした。

せっかくの温泉なので、さっき宍喰温泉に入ったばっかしだが、また入る(笑)。

この写真はブレてるね…。
 
 
温泉から出てきたら、呑むゾ。

GETしてあったスダチの果汁で焼酎を割ると実に旨い。
爽やかだよ~。
 
 
海部のスーパーで確保しておいたツマミ。

「阿波尾鶏」は信州でも見かけるね。

アオリイカはもっちりとした食感で甘味もあり実に旨い。
スズキはしっかりした歯ごたえが嬉しく、これも実に旨い。
しかも安いッ!
 
 
ヘロヘロくんになってくると、阿波尾鶏の出汁で焼きそばを食す。

まあ、鶏出汁のラーメンみたいなもんだから、
これはこれで旨いのだ(麺にコシは全くないけど。)。
 
 
2021/12/30

道の駅「もみじ川温泉」~徳島~東かがわでうどん~徳島~和歌山~桑名
 
夜が明けたら曇り…かと思ったら、霧だった。
 
 
ひとまず徳島市を目指して走り始めたが、
しばらくは濃い霧だった。
 
 
阿南市、小松島市を通り、約2時間かかってやっと徳島市の中心部に来た。

途中で道の駅に寄ったり、買い物をしていたとはいえ、
意外と時間がかかったな~。

これまでの国道55号は、この交差点のちょっと手前から国道11号になった。
 
 
今日は夕方までに徳島から和歌山にフェリーで渡れればいいので、時間に余裕がある。
なので、ちょっとさぬきうどんを喰いに行こう。

当初の計画では、徳島西部から西讃に出て何軒か喰い歩きつつ
讃岐を横断して徳島入りする予定だったが、
国道の通行止めがあったのでそれができなくなり、
逆に徳島東部から東讃に入る格好になってしまった。

まあ、これまでのさぬきうどん巡礼でも東讃はほとんど行っていないので、
考えようによっちゃあ、これはこれでよかったのかもしれない、
と思うことにした。

徳島I.C.から徳島道に入り高松道に進む。
 
 
高松道の白鳥大内(しろとりおおち)I.C.で降りて、
1軒目は東かがわ市「讃州讃岐屋」。
一般店型。

写真右の「本物志向 大歓迎」看板?は、
よく見るとツッコミどころがたくさんあるね(笑)。
 
 
きつねうどん380円ナリ。

さぬきとしては平均的。
ちょうど昼時で、ひっきりなしに客が来る。

おでんにも興味があったが、他でも喰いたかったのでガマンした。

エッジ微、コシ微、小麦味微。
これが冷やしだったら全て弱になると思われます。

※評価についての、きむたびのさぬきうろんのページからの抜粋↓

「コシや小麦味などの強さの順番は、強、中、弱、微、無です。
 大体平均ぐらいかな、というあたりに「弱」を充てています。
 ですから、評価の中に「中」があれば、一般的にはかなり強めと思ってください。
そして例えば、コシが「弱」となっていたらコシが弱い「ふにゃ麺」という意味ではなく、
普通程度にはあるけど、さぬきでは「比較的弱い方」かな、ということです。」
 
 
満足して国道11号を徳島方面に走り始めて、
ギアが3速に入ったところでもう到着(笑)。

2軒目は「元匠」東かがわ店
(「東かがわ店」といっても他のもう1店もすぐ近くの東かがわ市内だ。
将来の発展を見据えての店名か…。)。
セルフ型
 
 
何にしようかな~。

さっきはぬくいんのを喰ったから今度は冷たいんのにしたい。
 
 
冷やかけの小300円ナリ・ちっか天100円ナリ。きつね100円ナリ。
 △の赤蒲鉾は、レジでの献立の判別用とみた。

注文のしかたは全国区の「はなまるうどん」そっくり。

エッジ弱、コシ弱、小麦味微。

ちっか天は半分なのが残念。さぬきなんだから1本丸々にしてほしい。
キツネはもっと旨く煮付けられると思うよ。
カップ麺のあぶらげみたいだった。
別皿なのが不思議。

店の公式ウェブサイトを見るとかなり頑張っているように書いてあるが、
味が追いついていないかな~。
 
 
3軒目は、ほとんど徳島県境にあるその名も「うどんや」。

年末休業だった…。
さぬき最東端の店で食したかったのに。
 
 
四国4県でこれまで撮影していなかった「香川県」。

国道11号で香川からいったん徳島に入り、
わざわざUターンしてこの表示板を撮影した。

バカでしょ。
 
 
南海フェリーの和歌山行きが出るのりば。
 
 
俺が着いたときにちょうど和歌山に向けて出港していった「フェリーあい」。

元々、この次の便に乗るつもりだったので別にいいんだけど、
もうちょっと早くここに着いていればコイツに乗れて、
和歌山には3時間ぐらい早く着けたのにと思うと、正直ちょっと悔しい。

まあ、待っている間にこのページの準備に専念できたからよかった、とする(苦笑)。
 
 
これが乗船券。

燃油サーチャージに2,000円もかかってる…。
 
 
「フェリーかつらぎ」が和歌山から到着した。

写真は船首部分を開けるために動き始めたところなので、
船首が少しズレている。
 
 
和歌山からのクルマを全部下ろしたら、すぐに俺らを積み込む、
わ~い、先頭だ(喜んでどうする。)。
 
 
船内には嬉しいカップヌードルの自販機があった。
買いたかったが、和歌山に着いたら「井出商店」に行くことにしているので、
今はガマンだ。

後から考えたら、お湯を入れなければいいので、
売上に貢献するためにせめて買うだけ買っとけばよかったかなとも思う。

でもお湯を入れる作業ってのが嬉しいんだよね。
フツー自販機ではこういうことしないから。
 
 
海は荒れていたが、幸い船の進む方向の西風だったので、
揺れはさほど大きくなかった。

和歌山港について船の写真を撮りたかったのだがなかなかうまくいかず、
強風の中、手持ち1秒でフェンスに寄っかかりながら何とか撮ったのがこの写真。

ボロボロ…。
 
 
以前、1974(昭和49)年頃まで住んでた辺り。

当たり前だがすっかり変わっちまっている。
当時は写真左の集合住宅の区画が戦後引き揚げ者などの居住地区だった。
かなり荒廃していた記憶がある。

写真の歩道の部分は、当時はそれよりちょっと狭い幅のドブ川で、
写真の舗装道路(当時は未舗装だったと思う。)との間に
ところどころ木の板が橋のように置かれていた。

あるとき、引き揚げ者の娘(小学校低学年ぐらい)が、
この板の上からドブ川に平気でウンコをしていたのが当時幼稚園児の俺には衝撃的だったな~。

こういう経験や夏にしょっちゅう光化学スモッグ(ここは当時、化学工場が近いエリア。)に
気を付けていた体験から、正直言って和歌山にはあまりいい印象がない。

当時仲良くしてくれていたお姉さんの家が今もあったのは嬉しかったが、
別な名字の表札に変わっていたのが寂しかった。
ただ、名字が変わっていただけかも、という淡い期待は一応持っておいたけどね。
 
 
和歌山のラーメンの名店「井出商店」。

事前の情報では行列必至ということだったので覚悟していたが、
幸い並ばずに入れた。
もし並ぶんだったら、この強い風が吹き抜ける中、ちょっとキツかった。
 
 
お献立
 
 
とにかく初めてなので、基本の中華そば750円ナリ。

ドロドロした感じの豚骨醤油に、
しっかりした歯ごたえのストレートの細麺で旨い。

中華そばは量の割にはいいお値段の気がするが、
作るのにどれだけの手間がかかっているか知らないので、なんとも言えない。

ところで、店を出た後にアイスでも喰うべ、と
店のほぼ裏にあるイレブン屋に寄ったら「井出商店」の袋麺が売られていたので、
箱買い(といっても1箱5袋だから一般的な袋入り即席麺の5食パックと変わらんけど。)しちゃったよ(笑)。



ここでちょっと極めて個人的な話なのだが、
俺が和歌山に住んでいた昭和40年代後半には、この店は既に存在していたはずだ。

でも俺は「旨いもの好き」のおやぢに、この店に連れて行ってもらった記憶がない。
当時のおやぢはそれなりに情報を得られるはずのシゴトをしていたので、
「旨いラーメン屋がある」と聞けば必ずやんちゃぼうづの俺を連れて訪店していたはずと考える。

事実、和歌山の次に住んだ広島県尾道市(正確には向島。)では、
赴任早々、俺を連れて銘店「朱華園」に行き、俺にラーメンというものを教えてくれた。

俺のラーメン好きの原点はこの「朱華園」であり、
今でも味の比較は「この店とどうなのか」で考えている。

しかし、井出商店に行かなかったということは、
情報がなかったのか、それとも味の評価がよくなかったのか…。
今はもうおやぢはいないので、確認することができなのが残念だね。

それなら、高校時代を和歌山で過ごしたアニキに確認できればと思うのだが、
あいにく脳出血で倒れてしまい、自分のことすらよく分かんない状態だから
確認するのはムリだな~。

どうも失礼しました…。
 
 
井出商店で中華そばをすすり、では、三重に向かうか、
と給油で国道沿いのG.S.に入ったら、覆面パトカーらしきクルマがいた。

写真左のおまわりさんが乗っていたので恐らく交通取締用だと思うけど、
もしかしたらこのおまわりさんのマイカーかもしんないね(笑)。

いずれしても、安全運転で残りの道中を行きましょう。

この後、京奈和道~名阪国道~東名阪道と走って、
桑名市の大山田P.A.で呑まずに車宿したよ。
 
 
2021/12/31

桑名~北勢線~信州
 
さあ、大晦日。

今年の撮り納めは北勢線にしよう!
と意気込んでいたのに、結構な雪というか時々吹雪…。

まあ、これはこれで珍しいかも、と撮影に取りかかったのだが、
雪は風で飛びやすいので、傘を差していても傘を回り込んでカメラに付着しまくる。

傘を差していると、雪でも傘にあたる「ポツポツ」という音が入るので、
この動画の撮影時は、思い切って傘を閉じた。

楚原~麻生田(おうだ)にある、めがね橋のポイントでの
約30秒の動画はこちら

光量が足りず、めがね橋がよく分からないよね…。
先頭車(1番右)と2両目の下に、よく見ると3連のめがね橋があるよ。
 
 
同じめがね橋のポイントでの下り電車。

旧三重交通色の編成が来たのは嬉しいが、
クリスマス装飾がまだそのまま…。

約48秒の動画はこちら
 
 
【後日の収録】

大晦日の雪の中での撮影が中途半端だったので、
いいお天気の予報だった年明け2週目の連休を使って
北勢線の撮影にまた来たよ。

予報どおりお天気はとてもよくて、気持ちのいい撮影ができた。
順光で、今度はめがね橋もよく分かるよ(笑)。
左端の藤原岳(1144m)が雪化粧していて青空によく映える。

右に向かう上り列車の撮影時に、
いい雰囲気を醸し出す旧三重交通色の電車が通った。

嬉しいことに、大晦日には残っていたクリスマス装飾は外されてきれいになっていた。
こうでなくちゃね。

約39秒の動画はこちら
 
 
雪の中での撮影が終わり、いよいよ帰信(信州に帰ること。)する。

あれ? いつから国道6号(水戸街道)になったんだ?
な~んてね。

一般的には表示板を新しくした方がいいよと思うけど、
うむしるむん(おもしろいもの)好きには絶対にこの方がいいよね。
 
 
お~お~お~、結構な雪ですね。
大垣市の旧上石津町にて。

東海道新幹線は関ケ原付近の雪でよく遅れるから、
雪自体は珍しくないんだろうが、量としてこれはどうなんだろう。
 
 
関ケ原I.C.近くのローソンで朝メシ。

久しくコメを喰っていなかったんで、
なんかムショーに喰いたくなったんだ。
 
 
朝メシを喰ったコンビニのすぐ近くの青板。

タッパが高いのがぶつかったんだと思うが、
かなりナナメになっていた(笑)。
 
 
さて、関ケ原から名神~中央道とクルマを進め、
中津川で降りて下道の国道19号で塩尻に向かおうと思っていたら、
中津川I.C.のちょっと手前から渋滞になった。

対向の下り線を救急車が通ったりしたもんだから、
事故があったんだと思った。

周辺のクルマのドライバーや同乗者はスマートフォンをいじっている人が多い。
きっとこの渋滞の情報を検索しているんだと思う。

ところがだ、渋滞の原因は中津川から先の冬用タイヤの装着確認のためだった。
だから、さっきの救急車はたまたまで、関係なし。

なんだかな~。
 
 
インターまで時間はかかったけど中津川で中央道を降りて、
そこからの国道19号は快調そのもの!

長野県に入るよ~。
お帰りッ、ってまだ長野市までは相当あるけど。

ところで、中津川で降りるために本線から逸れた俺が
周りから「冬用タイヤを装着してないクルマ」って見られてたとしたら癪だね。

長野市在住の新潟ナンバーが、年末のこの時期に夏タイヤなワケねーだろって言いたい。
考えすぎかな(笑)。

この後、無事に帰宅し、楽しかった年末の車宿8連チャンの
山陽四国北勢旅は終わりましたよ。

こんなに長い車宿旅は次はいつできるか分かんないけど、
少なくとも、備前での焼き物探しと、尾道でのラーメンと、呉の牡蠣と、
八幡浜と宇和島でのじゃこ天漁りと、高知でのダイビングと四万十川の源流点と、
さぬきうどんと、徳島ラーメンと、などが宿題として残ったので、
夏や冬にまた行かないとね(キリないな…。)。
 
 
【おまけ】

東日本在住のカール大好物者の俺にとって、
西日本のカール販売エリアに行くということは
カールが買えるから実に嬉しいことなんですよね。

で、今回もカールの「チーズあじ」と「うすあじ」をたくさんGETしてきたワケなんだけど、
徳島のあるスーパーの「お持ち帰り用段ボール」の中に
カールの箱があったんで、せっかくだからともらって、そのスーパーで買ったものを
マイバッグから移して持ってきたのよ。

でだ、その後、これまで買ってきたいろんなものをクルマの中で整理しているときに気付いたのが、
カールの箱の底のデザイン(印刷)だ。

なんと、箱の底にまでカールが印刷されているんですね!
こ~ゆ~アソビゴコロがあるのってとってもいいと思います。

ますますカールが好きになりましたね。

さてこれで、今回のきむたびはおしまい。
 
 
2021/12/23~2021/12/26の行程
(赤穂~備前~尾道~呉~宮島~柳井~松山~宿毛)は、
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