2019(令和01)年08月の、先輩との2人旅。珍道中の続きだよ~。


2019/08/03までの速報はこちらからどうぞ。 
 
 
2019/08/04
おっはよ~ん。

朝方は霧だったけど、おてんとさまが昇るにつれて、
しっかり晴れてきましたよ!

この「ブルートレインあけぼの」は、ボランティア(と聞いた。)の車掌さんが、
朝7時になると、夜行列車ならではの「おはよう放送」をしてくれるのがニクい演出だ。

いくつかパターンがあるみたいだが、
今回は、「間もなく宇都宮」という上りの設定だった。

なかなかよかったのだが、惜しむらくは、乗り換えの案内で「宇都宮線」と言ってしまったことだ。
現役当時のあけぼのが宇都宮、つまり東北・奥羽本線経由だった頃は、
「宇都宮線」という愛称はなかったんだよね(そのまま東北本線。)。

んでもまあ、十分に気分を盛り上げてくれることに感謝する。

約40秒の動画(ほとんど静止画だけど。)はこちら



ちなみに、あけぼのが現役の頃の本物のおはよう放送は↓からどうぞ。

・2013(平成25)年12月28日の約40秒の動画はこちら
レンズには布を被せているので真っ暗け。

・2014(平成26年)01月31日の動画はこちら
この日は、強風で8時間50分ほど遅れた挙げ句に秋田で運転打ち切り(涙)。

おまけ:秋田で運転打ち切りの案内放送の約41秒の動画はこちら(編集あり。)。
この放送を聞いて、慌てて個室内を片して降りる準備に入る俺の雑音が入っているよ。

・2014(平成26年)02月09日の約42秒の動画はこちら

・2014(平成26年)03月14日(あけぼの最終日。)の約39秒の動画(編集あり。)はこちら
 
 
さぁ、そろそろお待ちかねの「鶏めし」が来るゾぉ。
 
 
いつもなら、7時半頃に大館からはるばる到着するんだが、
この日は7時過ぎに早々に届いた。

特製の掛け紙が泣かせる。
消費期限だって、スタンプだぜぃ。

やった~い、ごはんだごはんだ(嬉)。
 
 
現用と予備(昼メシ用)に2個注文していたのだが、
ゴロンとのシートで結局2個とも喰ってしまうま(笑)。

前も書いたけど、添加物は多いが、旨いのだ。
 
 
鶏めしを喰い終わり、チェックアウトまでに朝の風景を撮影しようと
敷地外の踏切まで来てみたら、ありゃりゃ、娯楽車両がスタンバっていた…。
 
 
今回はミニ脚立も持ってきていたので、
これに乗ればハイト(高さ)を稼ぐことができ、
オハネフ24のゴールドのラインが妻板と側板(っていうのか?)にかけて
真横(一直線)になるアングルで撮影できた。

こうすると、編成全体がきれいに見えるんだよね。
 
 
9時ちょうどに「あけぼの」を引っ張り出して、
その後、推進で側線入れる。

引っ張り出す約40秒の動画はこちら(編集あり。)。
 
 
「ブルートレインあけぼの」に別れを告げて、
東北道で一路青森に向かう。

その途中に津軽S.A.があるのだが、
いつも劇的に空いているので、自虐的な横断幕が掲げられている
ということを、この旅の出発直前にネットで知った。

ってことで、横断幕の全4種を撮影しましたよ。

これが、その1。
 
 
その2。
 
 
その3。
 
そして、その4。

これで完集!

んで、期待して(?)津軽S.A.に寄ったけど、
ねぶた・ねぷた・たちねぷたの期間だからか、
フツーに賑わっていたので、おもしろくなかった(笑)。

だから写真も、なし。

S.A.のレジのおにーちゃんは、俺が「横断幕を全部撮ったっす」
って言ったら、妙に喜んでいた。

またシーズンオフにでも来てみっかな(いつだよ。)。

先輩も俺も、青森リンゴのピューレドリンクをGETして
(だって「おらんちで作ったんだ」って言うおばちゃんに薦められたんだもん。)、
再び青森市内を目指したよ。

ここでちょっとマジメな考察だが、
俺らは、リンゴを得意とする信州からご当地にお邪魔している。

これまでも、あけぼの関係に限らず、1995年頃から南部縦貫鉄道や、
津軽鉄道、十和田観光電鉄、弘南鉄道などの取材で津軽・南部地方を訪れている。

そこで感心するのは、津軽地区での徹底した「リンゴ推し」だ。

商品しかり、看板しかり、ガードレールしかり、地元の熱意しかり。
とにかく、リンゴリンゴリンゴリンゴなのだ。

一方、長野はどうだ?
一応、リンゴを使った商品やリンゴデザインのガードレールはあるが、
アピール度は津軽には到底かなわない。

信州人は自己主張が苦手なのかもしれないが、
もっともっと津軽に見習うべき点があると、俺は昔っから思っているのだョ。
 
 
青森駅前に来た。

この駅舎は、再開発のため、早晩取り壊されることが
決まっているので撮影しに来た。

ホントはもっと正面から撮りたかったのだが、クルマを停められないことと、
暑くてめんどくさいこと(コラ)から、こんなアングルになっちゃった。

沖縄を除いて県庁所在地の代表駅としては、
ダントツで全国一だっさい駅舎だった長野駅が立派に生まれ変わった今、
残念ながら、俺が知っている限りでは全国一、味も素っ気もない駅舎の県庁所在地の代表駅である。

おまけに駅舎上の歯医者の看板が無粋だ。
昔は地酒などの味のある看板が何枚かあった気がするが、未検証…。

ただし、駅名の表示が「あおもり駅」であるのは、
青函連絡船が運航していた頃から相変わらずで、
冬場に吹雪の中で、この文字が光っているのを見ると、何とも郷愁を誘う。
 
 
先輩が青森駅前の酒屋で地酒をGETしてヱビス顔になったので、
北へ向かうよ~。
 
 
ひとまずは、今別の先の「青函隧道」を目指す。
 
 
「ある目的」があって、軽を吹っ飛ばして青函隧道の展望台に来た。

ある目的とは…。
 
 
青函隧道から出てくる北海道新幹線を撮影するためなんだな。

って、それだけぢゃないんだよ。
この「5系」のボディの、緑と白の間のラインの色を見てくれい。

北海道のラベンダーを連想させる「彩香(さいか)パープル」ですよ。
H5系ですよ!
(「H」はJR北海道の車両のこと。
この説明を加えるあたりが、テツ系以外の方がご覧になることを想定したヤサシさ。
でも、そんなヤサシさもこの部分だけかも。)

2019/08現在、1日4本しか青函隧道を通らないH5系(そのうち1本は夜。)。
それを、先輩にぜひ撮影していただきたくて運転を頑張りました。

ミラちゃんがバラバラにならないか心配したけど、大丈夫だった(笑)。
 
 
H5系のはやぶさ24号を撮影できたら、
あとはのんびりモード。

津軽半島最北端の三厩(みんまや)駅にもお立ち寄り。
残念なことに、ちょっと前に無人化されてしまっていた。

なお、この駅は青森県の最北ではないからね。
だから、わざわざ「津軽半島最北」としたのです。

青森県の最北(本州の最北)は、
下北半島にあるJR大湊線の下北駅だよ~。
 
 
三厩駅からは、駅前を通る県道281号で竜飛岬を目指すが、
この道は「あじさいロード」と名付けられていて
ちょうど見頃のアジサイが道の両側に延々と続いていた。

この写真は走行中のクルマから撮影したのだが、
手前がちゃんと写っていて、遠方がブレている。
普通、逆だけど。

シャッターを切ったときに、ちょうど右端のアジサイの流れの速度と同じぐらいで
カメラも右に動いたかな。
 
 
龍飛崎(表記は国土地理院に習った。)に到着!

天気もいいし、景色を眺めに行く…
 
 
…前に、まずはハラごしらえ。

なんせ昼メシを喰っていないので、
ハラが減りまくっている。

営業時間終了が迫っていたが問題なく入れた。
よかった。
 
 
こういう観光地の食堂の献立は値段が高いのがお約束だが、
ここは特にそういうことはなく、ラーメンなら600円だ。
 
 
さんざん迷った末に、岩のりラーメン840円ナリにした。
「竜飛産」のホタテも入っている(嬉)。

こういう観光地の食堂の味は大したことがないのがお約束だが、
ここは決してそういうことはなく、予想に反して(失礼)しっかり旨かった。

ハラが減りまくっていたことを差し引いても十分「旨かった」と言える。

そういえば、昔、サッポロ一番で「ほたて味らーめん」
ってあったけど、どこ行った?
数年前に復刻版はあったよね。

気になる人はネットでググってください。
懐かしのCFも出てきます(笑)。
 
 
ラーメンを待つ間に店内をキョロキョロしていると、
マツカワカレイという献立を見つけたので、
喰えるかどうか店員さんに確認したら、
「養殖場から取り寄せるから時間がかかるけど…。」
と言われたが、それだけ新鮮なのが喰えるわけで、
喜んで注文した。
 
 
これがマツカワカレイの刺身1,850円ナリ。

つまり、づけ丼と同じ値段で刺身にしてもらった、ということ。
エンガワも付けてくれた。

刺身は、歯ごたえがあるのが好きな俺にとってはとても旨かったのだが、
一般的には、カレイのような白身魚の中には、
〆てから1~2日経ったものの方がしっとりして旨みも増すものもあるので、
そっちがいいという人もいると思う。

俺も、そういう刺身ももちろん好きだよ。
昆布〆にしてもいいだろうしね。
 
 
龍飛崎での内陸側の眺め。

海側は撮り忘れた。
海流がかなり早かった。
 
 
灯台もある。
 
 
写真がいきなり旧客(旧型客車)になる。

ホントは龍飛崎からは津軽半島の西側の国道をのんびり走って
津軽鉄道の津軽中里駅に向かうことにしていたのだが、
青函隧道以降、ちょっとのんびりしすぎちゃったので、
乗る予定の津軽中里17時過ぎ発の列車に間に合わない恐れが出てきたため、
以前経験しているぐねぐね道の西側の道は避けることにしたのだ。

龍飛を出たときは間に合わないかもなと思っていたのだが、
今別経由で結構急いだら、発車間際に津軽中里駅に着き、
なんとか乗車できた。

ということで、津軽中里で駅舎の写真などを撮ってるヒマはなかったのよ。
 
 
この便は通常は気動車だが、
ストーブ列車に使われている旧客を、期間限定で充てている。
このことはこの旅の計画を立てた後に分かったので、たまたまだった。

仮に通常の気動車であっても、計画を立てた当初から
クルマを津軽中里駅に置かせてもらって、
この便で五所川原に出て、立佞武多を見て、
夜行の乗車につなぐことにしていた。

ストーブ列車が走る時期は、外は一面の雪景色で窓なんてとても開けられないが、
真夏なら、緑豊かな田んぼが広がり、窓も全開で楽しめる。

この日はストーブはもちろん点いていないが、
この数日後には、わざわざストーブを点けて走るという
罰ゲームみたいな津軽鉄道の企画があるよ(笑)。
 
 
途中の金木駅にて。

太宰治は、2019(令和01)年で生誕110周年なんだね。
 
 
「硬券を握りしめて旧客に乗る。」
こういう経験はあとどれぐらいできるだろうか。


と、台湾で1日1往復だけ残る旧客に乗ったときに
「台湾鉄道写真散歩」でコメントしたが、
日本でもできてしまったよ(笑)。
 
 
津軽五所川原に着いた。

この車両はオハ46。
緩急車じゃないからテールランプが本来付いていない。

簡易な物が引っかけられていた。
 
 
津軽五所川原駅構内に置いてあった車両。

相当に朽ちている。
夕日が当たり、寂しさが増す。
 
 
いかめしい面構えのラッセル車「キ101」も置いてあった。

冬に除雪する姿を見てみたいね。
 
  
現在は稼働していないらしいが、
きれいな状態のタンク車「タム501」。

積載物は軽油となっていた。
 
 
津軽鉄道の津軽五所川原駅。

JRの駅の片隅に、申し訳程度に改札口がある。
 
 
津軽五所川原駅の駅舎。

入口の戸が木だったらなおいいのだが。
…なんて、言いたいこと言ってますね。
 
 
五所川原駅前の通りは既に相当な賑わいだ。
 
 
これが「立佞武多」。

初めて見たが恐ろしくでかい(高い)。

約23mもあるそうな。
よく倒れないもんだ。

踊りの様子の約40秒の動画はこちら
立佞武多が動く約40秒の動画はこちら
 
 
祭り見物が一通り終わったら、
どこか涼しいところで呑みたいね、ということになり、
駅前の食堂に来た。

満席だったが、厨房横の「ベンチ」に特別に入れてくれた。
レジの横に注文品を置き、ビイルの冷蔵庫の上に
ビイルとコップを置いて、ダラダラと呑む。

でも、店員さんの通行のじゃまになるので、
テーブルの客が帰ったらそっちに移ったよ。

俺としては「ベンチ」の方がよかったんだけど、
大人がワガママを言って、店員さんに迷惑をかけちゃぁいけないもんね。
 
 
呑んでたら、他の客が注文したカレーライス600円ナリが出てきて、
これがいい香りなんだ。

ヒトが喰うカレー関係ってなんでこんなに旨そうに見えるんだろうね。
思わず俺らも注文した。

特別に凝ったものはないが、しみじみと旨かった。
 
 
さあ、そうこうしていると、
旧客夜行津軽ツアーの受付時刻になったので
駅に来て手続きを済ませる。

参加記念品などを受け取り、いよいよ乗車する。

この写真を見ても分かるとおり、
わはは~、テツのみなさんばっかだ~。



ところで、実際の状況として、
参加者が津軽鉄道のホームに移動した時点で
列車はもう入線していた。

主催者側の関係者のブログには、
参加者が待っているホームに列車が入線したかのごとく書かれているものがある
が、正しくはない。
 
 
自作の愛称板を挿し込んで記念撮影(スタッフ許可済)。

サイズがビミョーに大きかったのだが、
幸い、なんとか収まってくれた。

これで挿せなかったら大笑いだったよ。

走行時は、このツアーの参加者へのお土産にもくれた

の愛称板を挿していた。
 
 
晩メシ用に配られたお弁当。
その名も「ストーブ弁当」。

だからせっかくなのでストーブの上に置いて撮影した。

本来は冬の間、予約すれば1,100円ナリでGETできる。
 
 
これが中身。

いろいろと盛りだくさんだが、
あったかい方が確実に旨い食材が多かった。

さ、そろそろ発車するゾ。
 
 
ニス塗りの旧客での夜汽車。
昔はフツーに急行でも使われていたんだよね(もちろんストーブはないけど。)。

俺は、定期列車の急行に乗る機会はなかったが、
臨時急行であれば辛うじて経験している。

夜行の上野行き「もりおか」(確か)で、
おふくろの実家がある盛岡から、
当時住んでいた塩釜(停車駅でいえば、仙台の1つ手前。)
まで帰って来たことがあった。

混んでて指定席は取れず、
おふくろとずっと自由席の車両のデッキに座り込んでいたっけ。

もし「もりおか」だったら盛岡が始発なので、
自由席なら恐らく早く駅に行っていれば座れたはずなのだが、
もう憶えていない。
もしかしたら「八甲田」だったかもしれない…。

厳密に言うと「夜明かし」したのではなく、
日付が変わる前に下車しちゃったわけだけどね。

こんなこと、ど~でもい~ですね。
 
 
23:30頃、津軽中里に着いた。

ここで、お夜食の提供がある(さっきお弁当を喰ったばっかだが。)。

数種類のご当地カップ麺がたくさん並んでいて、
好きな物を選んでその場でお湯も入れられる。
どこで喰ってもいいが、車内に持ち込んでいる人が多かった。

俺は写真手前の「青森味噌バターミルクラーメン」を選んだが…

あれ? みその「そ」の字が「」で出てくるゾ。
商品名に合わせて「口へんに曽(ロ曽)」を出したいんだけどな~。

じゃあ、これでどうだっ → 「青森味噌バターミルクラーメン」

「味噌」の部分だけ「ロ曽」が表示されるフォントにしてみたよ。
なので、周りの文字とは雰囲気がちょっと違うと思いますよ。

けど、ご覧になるPCに、対応するフォントが
インストールされてなかったら「味噌」のまんまだと思う。

この件をネットで検索してみたら、同じような内容がいっぱいヒットした。
おんなじ壁に当たった人がたくさんいるのね。
俺はてっきり「ロ曽」の字の方がデフォルトだと思ってたんだけど…。

え~となんだっけ?
そうそう、特にハラは減っていなかったので、
このカップ麺は持って帰ってきた。
帰って来てから喰ったけど、なかなか旨かったよ。

地元の婦人会というおばちゃん2人
が深夜にも関わらず対応してくれていた。
夜中に動員をかけられて大変だったと思うが、
どうもありがとうございます。
 
○ど~でもい~けど、この写真の右側に写ってる人のように、
服は思いっきりラフでも、革靴を履いてるような、
服のセンスがゼロのテツっているよね(笑)。

って、津軽でTシャツに短パンで島ぞーりを履いて
ぺったんぺったん歩いてる俺に言われたかないか…。
 
 
2019/08/05
1:00の発車までは撮影タイム。

客車もライトアップしてくれている。
夜汽車感満載の写真が納得いくまで存分に撮れる。

時間もたっぷりすぎるほどあるので、
撮影する側も全く殺気立たず、のんびりしている。

こういう写真は、津軽鉄道のこの編成では滅多に撮れないので、とても嬉しい。

ところが、機関車がずっとエンジンをかけたままいたもんだから、
駅の近くに住んでいるおじさんが「何時だと思ってるんだ!」と
自宅から怒鳴った上、駅に文句を言いに来た。

確かに、かなり大きなエンジン音だから、
一般人はとっくに寝ている真夜中にずっと響くと、文句を言いたくなるわな。

津軽鉄道側は機関車のエンジンを切り、ヘッドライトを消したが、
そもそも、前もって周辺住民に説明をしていなかったんだろうか。
 
 
駅の出入りも自由なので、駅の外の駐車場から撮影。

実はこの駐車場には俺のクルマを停めさせていただいており、
エンジンをかけてエアコンの効いた車内で、しばらくホヘッとしていた。

駐車場をお借りできたお陰で、
列車には、必要最低限の物だけ持ち込めばいいので、とても助かる。
 
 
これで、テールライトが2個赤々と灯っていれば、クラックラきちゃうよね。
でも、十分に雰囲気がある。

津軽中里発車後は、車内を消灯した。
減灯ではなく消灯だよ。真っ暗け(笑)。

一般の営業列車ではこういうことはできないので、とてもおもしろい。

一応、各ボックスにはLEDライトは配られていたけど、
使う人はほとんどいなかった気がする。

「気がする」というのは、俺はほとんど寝ちゃってたんだよね。
 
 
「津軽」が夜明けを迎えた。

外が明るくなってきても寝てる人。
脚が通路にはみ出して邪魔なんだよ。
 
 
金木でタブレットの受け渡しがあった。

もうあまり見られない風景。

「終点」の津軽中里までもう少しだ。
 
 
夜通し2往復走り、6時前に無事に運行を終えた。

関係者のみなさん、大変お疲れ様でした。
 
 
五所川原駅の外に出た。
朝メシをGETしたい。

この写真は、駅前の弘南バスのターミナル。

なかなかいい雰囲気だけど、結構年季が入っているので、
そのうち「再開発」されちゃうのかな。
 
 
こっちは、JRの五所川原駅。

駅舎右奥の建物に立佞武多がしまわれている。
 
 
早晩置き換えられると思われるキハ40系の首都圏色が並んだ。
 
 
さて、クルマを津軽中里駅に置いてあるので、
下りの1番列車に乗ってクルマを取りに行く。

列車はガラガラで、ローソンで確保した朝メシを車内でのんびり喰った。
昨日の夜から大して動いていないのに、ハラはちゃんと減る。
 
 
津軽中里駅から、今度はクルマで五所川原に出る。

温泉に入り、津軽鉄道の腕木式信号を取材するのだよ。
 
 
せっかく入浴券があるんだから活用しよう。
昨日から汗だくだったしね。
 
 
温泉に浸かってさっぱりしたら、
近くのイレブン屋に「アイスコールド コカコーラ」があり、
先輩がチケットを買ってくれたので、早速試してみた。

フタを開けることによって凍るんだね。

プシュ~ッ。
おお~、シャーベット状になるゾ。

すぐに一口飲むことになっているが、
それをしないと溢れるのかな。

自宅の冷凍庫でキンキンに冷やして
フタを開けてもできるような話が、
ネットにも出ているね。

なんせ暑い時期なので、すぐに液体に戻ってしまう。
残念。
 
 
うぉ~、ウニモグだぁ~。

俺が幼稚園の1973(昭和48)年頃、
マッチボックスのウニモグのトラックを、
和歌山の丸正百貨店(もう、ない。)でおやぢに買ってもらったっけ。

あのミニカーはどこ行った?
 
 
今回のテツ旅の〆の、腕木式信号機。

津軽鉄道には、現役が3機あるが、
そのうちでも撮影しやすい津軽五所川原駅の近くに来た。

この写真は、温泉に入る前に場所の確認をしに来たら、
たまたまJR五能線の快速3524Dが発車していったので撮影したもの。

津軽鉄道の列車が津軽五所川原駅に到着後、
この信号が青から赤に変わるのだが、
列車の通過後、いつ赤に変わるか分かんないことから、
その間ずっと動画を撮影していたら(6分ぐらい)、だいぶ容量を食っちゃった。

途中で撮影をやめることなく物音を立てないようにして
信号が変わるのをじっと待ちながら録画を続けていたら、
なんでこのタイミング? って感じで、
線路際に小さな畑を持っているおばちゃんがチャリで”きき~っ”と到着した。

カメラの前を悪びれずに通り(そりゃおばちゃんの畑だし、
俺らが動画でカメラを回してるなんて思ってもいないだろうし。)、
畑の手入れを始めてしまった。

そして、ちょうどそこで信号が変わったので、なんだかな~。

おばちゃんを無理矢理切った約30秒の動画はこちら
おばちゃんを入れた約42秒の動画はこちら
 
 
全ての「アクティビティ」をこなし、
青森県五所川原市から、長野県長野市まで一気に帰るっ!

そういえば、阿仁合の地元スーパーで買っておいた
冷やし中華がまだ冷蔵庫に入ったまんまだった
(ってゆ~か、五所川原で地物のホヤやホタテを買ったので、
コイツらを冷やさなくてはならず、この冷や中が冷蔵庫から
追われてしまったんだね。)んで、高速の釈迦内P.A.で食した。

「キット」の中身のそれぞれのパックを開けて「組み立て」て、
ズルズルと食した。

205円にしてはよくできていたよ。
 
 
東北道から分かれて、秋田道に北から入ると、
今のところの終点の近くに、
「道の駅大館能代空港」があったんで寄ってみた。

「寄ってみた」はいいんだけど、案内が不親切で、
どこが空港で(空港は、まぁ分かるか。)、どこが道の駅なんだか
さっぱり分からない。

そこで、適当にクルマを停め、ひとまず空港へ行ってみた。
 
 
すると、なんてことか、空港自体が道の駅だった。
少なくともそう感じた。

しょっっっっっぺ~。
ただの田舎空港じゃん。

これじゃあ、なんにもない松本空港を例えば「道の駅信州まつもと空港」
って設定するのと何ら変わらない気がする。

いわゆる道の駅的な特別な設備は何もなかった(と思う。)。
今後、何か振興策があるのか???
 
 
「道の駅大館能代空港」に愕然して
国道7号を少し西へ走ると、
今度は「道の駅ふたつい」がこんにちは。

期待しつつお立ち寄り。
 
 
よかった。

こっちは「ちゃんとした」道の駅だった。
ちょうどオープン1周年の横断幕が掲げられていた。

小腹が空いたので(ついさっき、冷や中を喰っただろっ。)、
ザザーメンなるものを注文してみる。
 
 
これがザザーメン750円ナリ。

ゆるい薄めの味噌ラーメンに肉味噌が乗ってるもの。

盛岡のじゃじゃ麺のルーツとされる、中国の炸醤麺と
発祥を同じにするとかしないとか(詳細は不明。)。

日本のいわゆるみそラーメンに慣れていると
随分「ゆるく」感じるが、これはこれで俺はいいと思うよ。
 
  
さて、あとは一路長野を目指すはずが、秋田北I.C.で高速を降りる。

その理由は…
 
 
燃料が危なかったんだな。

インター近くのスタンドで、クルマのポンポコチャージをしたら、
「道の駅あきた港」の「う・そ自販機」や、
秋田臨海鉄道のリベンジが頭をよぎったが、
先輩とも相談して、「今回は大人しく帰るべ」ってことになった。
 
 
秋田道から、日本海東北道に進む。
 
 
象潟で高速が途切れるので、
酒田みなとI.C.までは国道7号をサクッと走る。

青版に新潟の文字が出てくると
例えまだ181kmあっても、なんだか嬉しいね。
 
 
酒田みなとI.C.から再び高速に乗って、新潟方面を目指す。
 
 
新潟県境の高速がまだ開通していないので、
あつみI.C.で高速を降りて、また国道7号を走る。

「道の駅あつみ」辺りで、夕日がだいぶいい感じ。
 
  
やっと新潟市に着いて、
行きに喰えなかった「赤道食堂」でハラごしらえ。
 
 
ここんち名物の、味噌ラーメン(特製)700円ナリにありつく。

八丁味噌の餡が麺にかかっていて、俺は好きなんだが、
味にうるさい先輩の舌には微妙だったようだ。

これはこういう食べ物なのだ。

さ、ハラごしらえが済んだら、
北陸道と上信越道と国道18号と北國街道で長野へ向かうゾ。
 
 
新潟からノンストップの2時間半ほどで
無事に長野に着いた。

いやぁ、よく走りましたね。
全行程で約1400km超だった。

今回は随分とテツ分が濃い旅だったが、
大きなトラブルもなく、そして予定も全てクリアして
(あ、秋田臨海鉄道の走行列車の取材だけできてないね。)、
十分満足なおっさんの夏休みでしたとさ。
 
 
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