2019(令和01)年08月の、先輩との2人旅。
津軽鉄道が旧型客車を使って夜行運転をするっていうんで、ツアーの発売当日に先輩の分も勝手に予約し、
さらに、先輩が「1度っくらいは乗りたい」と言っていた「ブルートレインあけぼの」や、その他いろいろな「アクティビティ」をくっつけまくった珍道中。
「テツ分」が相当に濃い行程で「塩分」はないに等しいので、ダイバーさんは見なくていいです(笑)。
| だらだらとページが下に長く続くのはよくないので、 2019/08/04からの速報はページを改めます。 こちらからどうぞ。 |
| 2019/08/02 |
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| おっさん2人の夏休みの、始まり始まりぃ! 金曜日の夜のうちに新潟へイソイソと移動し、 新潟からフェリーに乗って秋田に向かう。 移動中の高速からは、長岡の花火大会を鑑賞できた。 フェリーに乗る前に、新潟東港近くのラーメン屋でハラごしらえ。 |
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| 新日本海フェリーの「らいらっく」。 敦賀~新潟~秋田~苫小牧を結ぶ。 日本最大級のカーフェリー。 18229トン(「トン」は重さじゃなくて容積だよ。)もある。 |
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| クルマをフェリーのハラに積み込む。 |
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| 1番安い「ツーリストJ」。 寝るだけなら十分だが、 できれば横幅がもう少しほしい(笑)。 |
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| 定刻の23:05より少し早く出港した。 |
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| まずはひとっ風呂。 海に浮かんでいる船の中で、 自分が浴槽に浮かぶのはなんかヘンな感じ。 |
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| 24時までは売店もやっている。 酒が手に入るし、 ちょっとしたお土産類も買える。 |
| 2019/08/03 |
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| サクッと寝たら、もう秋田に到着だ。 高さ143mのセリオン(秋田市ポートタワー)がお出迎え。 天気は曇りっぽいな~。 |
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| フェリーの窓から秋田臨海鉄道の秋田港駅が見える。 |
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| 下船じゃ~。 |
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| なんせでっかい船なので、 船の近くで全容を撮影するには かなりの広角レンズが必要だ。 殺風景な岸壁でも、セリオンタワーを入れることで、 撮影場所が秋田港ってことが分かるでしょ。 フルサイズの17mmで撮影。 |
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| 朝メシを買いに、近くのイレブン屋に来た (ホントは、先輩の「イレブン屋の訪店数稼ぎ」(笑)。秋田県初訪店だっ!)。 そしたら、おまわりさんがいた。 写真は、ピントが合う前にとっさにシャッターを切ったんで、 ピンぼけ&ブレている。 このおまわりさん以外にも警察車両や警察官がいたが、 もう「コトは済んだ」ようで、撤収していった。 何があったんだ??? |
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| 朝メシを適当に買って、「道の駅あきた港」のPで 漁船を見ながらのんびり喰う。 |
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| 海上保安庁の巡視船「しんざん」もいたよ。 |
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| ハラが満たされたら、次はテツ分の補給だ。 秋田臨海鉄道の秋田港駅に来た。 広大な敷地に、架線のない線路が広がる。 ※この時点で「あること」に気付いていないといけなかった(後述)。 |
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| おお~、ブルーの塗装に波模様。 DD562。 |
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| こっちは、旧国鉄のDD13にソックリのDD561。 DD13か~、懐かしいね~。 国鉄で唯一、旅客列車が1日1往復だった清水港線で 混合列車(貨車+旧客)を牽いていたのもDD13だっけ。 中学生の頃、清水港線沿線に住んでたんだけど、 学校が終わって、三保~折戸の1駅だけを、 コッソリ乗って帰ったことがあったっけな~。 授業が終わってから三保駅まで歩くと、 ちょうど上り列車にいい時間だったんだよね。 1983(昭和58)年頃のお話でした(俺のトシがバレるな。)。 |
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| 秋田臨海鉄道の公式ウェブサイトによれば、 朝に1往復あることになっているので、 沿線のどこかで撮影したい。 まずは秋田港周辺でロケハンする。 この写真の場所は、日通の建物がいい感じ。 でも列車が来ると、ほとんど隠されちゃうな~。 |
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| そこで、少し南下して、国道7号沿いに来た。 ここなら、「臨海」の風情には欠けるものの、編成を入れて撮影できそうだ。 で、列車が通過すると思われる時刻にカメラを構えていたのだが、 待てど暮らせど一向にやってこない。 どうした? すぐ隣を並走している国道7号をトラックなどが 結構なスピードでガンガン走る。 その脇でじぃ~っと列車を待つおっさん2人…。 後日、この日は運休だったのかを電話で会社に聞いたら、 「土日休は基本的に走らない」とのことだった…。 当日、走らないことを知っているドライバーがいたら、 三脚を構えている俺らを見て 「あ~あ、今日は走らないのに」なんて思われてたかもしんない。 いや、「今日は何か走るのか!?」と思われていたことにしたい(苦笑)。 公式のウェブサイトには何も書かれていなかったので残念だったのだが、 実は先輩はこの撮影にかなりリキを入れていたようで、 肩をガックシとかかとまで落としていた…。 さっき、秋田港駅を取材したときに、 仕業点検などの「動き」が全くなかったことに気付いていないといけなかったんだね。 また機会があれば撮影にチャレンジしたい。 |
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| 秋田から角館へ移動する途中の「道の駅協和」に立ち寄ったが、 お店などは未だ営業前で、結局おトイレに寄っただけになってしまった。 |
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| みちのくの小京都、角館に着いた。 この町は高校の頃から好きで、何度も訪れている。 桜や武家屋敷が有名だが、美人の産地でも有名だ。 高校生の頃は同年代の女子高生のきれいさにハーハーしていたが、 そのみなさまも、今ではもう「いそじ」かぁ~。 今も、きっとお美しいんだろうと信じる。 |
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| 秋田内陸縦貫鉄道の角館駅に来た。 この鉄道は、全国でも珍しい 料金を取る急行の「もりよし号」を運転しているので、 乗車や撮影をしたい。 その急行の前にちょうど鈍行が到着したので、軽く撮影する。 |
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| 角館駅での撮影後すぐさま沿線に回り、 到着した鈍行の折り返しを撮影する。 木々の緑、田んぼの緑の中を 鮮やかな黄色の108Dが駆け抜けてゆく。 約16秒の動画はこちら。 |
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| DCの撮影地で後ろを振り返ると、JR田沢湖線が通っている。 ちょうど「こまち14号」が東京に向けて走っていった。 約19秒の動画はこちら。 |
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| また角館駅に戻ってきた。 この写真は、急行「もりよし2号」。 急行料金を必要とする、JRを含めても全国的に貴重な急行だ。 上りの急行は1日これ1便。 ちょっと前までは、硬券の急行券があり、 今回はそれを買いたかったのだが、 残念ながら現在は端末化されてしまい、 味気のない軟券になってしまった。 まあ、それでも記念に買ったけど。 ここで、先輩にはこの貴重な急行列車にご乗車いただき、 俺は沿線で撮影&この急行を追っかける、という行程にした。 |
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| さっきの撮影ポイントに先回りして、 急行「もりよし2号」を動画で撮影した。 しかし、パンがうまくいかず、ボロボロの動画になっちゃったんで、 動画からのキャプチャーでごまかす(苦笑)。 木々の緑、田んぼの緑、DCの緑、と緑だらけ。 |
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| 沿線での急行の撮影後、給油をして、 先輩が乗っている急行「もりよし2号」を追っかけて、 ほぼ並走する国道105号を走って阿仁合駅に来た。 途中までは調子よかったのだが、 路線は一気にトンネルで通過する峠にさしかかったときに、 国道がそもそもぐねぐね&工事の赤信号&前方に大型車、 という状況に陥り、 落ち合う阿仁合駅には、急行発車の15分後に到着した。 |
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| 阿仁合はマタギの里として知られていることと関係があるのか、 肉屋が多い印象だった。 馬肉をプッシュしている感があるが、 マタギといったら、熊とか鹿なんじゃないかな~。 |
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| 昼メシを喰いに、とりあえず事前に候補に挙げてあった 「高田食堂」に立ち寄ったが、 暖簾は出ているものの、お店はもぬけの殻。 いい雰囲気だったので残念に思いながら車で移動しようとしたら、 お店におかあさんが戻ってきた。 「配達(出前のこと?)に行ってましたぁ」だってさ。 結局この店で昼メシにする。 |
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| 期間限定の、冷やし中華の梅ダレ670円ナリ。 まだお昼時間なのに「コメは終わっちゃいました」なんていう程度の、 田舎の寂れた食堂でコメものの代わりに食す「ひやちゅう」だから、 まあ空腹が解消されればいいや、 的に喰い始めたら、これがなんとも旨いんだよね。 失礼ながら、オドロキました。 梅ダレがいい感じに茹で豚と合うんだね。 茹で豚に「梅ドレ」なら俺も自宅で普段からやってるんで、 豚肉に梅が合うのは分かる。 そして、そこに歯ごたえのいい中華麺が素晴らしい。 こりゃ大したもんだ。 いやぁ、店側もよく考えてるよ。 |
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| お店の竈がまたいい雰囲気。 昔、讃岐うどんの店でこういう茹で竈を見たことがあったっけ。 撮影許可済。 |
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| すっかり満足して「高田食堂」を後にし、 駅近くのスーパー「丸伊商店」で、 ハーハーものの日配品(うどん、そば、冷やし中華(またかい。))をGETした。 そんな中、先輩がチョイスしたのがこれ。 おいなりさんの酢飯の代わりにそーめんが詰め込まれている。 わざわざ「手作り」と印字されているが、 そーめんを包むって、そもそも機械で作れるんだろーか。 今の時代なら、カネかけりゃできるかもね。 あ、この食品としては、こーゆー食べ物ってことでした。 ※この後、酒屋を何軒も回ったんだけど、 結局この田舎のスーパーの品揃えが素晴らしい、 と先輩が言ってたよ。 酒を買わなかったことを後悔してた(笑)。 |
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| さあ、あとは一気に小坂を目指すべ、 と快調に走っていたら、道の駅に出くわした。 「比内鶏の里」なんて書かれてるもんだから、 なんか旨いものが喰えるんではないかと、 フラフラと立ち寄った。 |
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| 国道から入った、道の駅の前の道。 誰が命名したんだか…。 椎名誠さんならケチョンケチョンに叩く気がする。 |
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| 鶏の卵を模してるんだよね。 電話ボックスです…。 |
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| 比内地鶏(というのは食用鶏の名称で、 種としては「比内鶏」らしい。)のやきとり。 う~ん、俺の知ってる比内地鶏は、 もっとジューシーで弾力があるんだけど、 こりゃ冷凍物かな~。 対お値段(1本280円!)からすると、 品質が見合っていなかったのが残念。 生肉を使って、店頭でもっともっとケムリわんさかにして焼いて アピールすれば、かなりいい線いくと思うんだけどな~。 道の駅自体がちょっとしょっぱかった。 |
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| 道の駅をあとにし、いよいよ小坂へと思っていたら、 案内板に惹かれて、またフラフラとJR花輪線の十和田南駅に来てしまった。 フラフラばかりしていて、今日の目的地になかなか辿り着かないね(笑)。 |
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| ここでは詳しく書かないが、この駅はいろんな事情があり、 このようなスイッチバックの線路配置になっちゃった。 |
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| ホームには、素人工事のようなケーブル溝? ぐねぐねしているよ。 |
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| 俺らが訪れた3分前に有人出札が終わっていて、 記念モノを何も買えなかったのが残念。 駅前には、恐らく雪除けと思われる大きな庇が付いた 立派なバス乗り場があり、ちょうど花輪駅行きのバスが来た(乗降なし。)。 いい雰囲気の田舎の駅だが、その昔は十和田湖観光で賑わったらしい。 |
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| さーさー、お待たせです。 やっと小坂に着いたよ。 |
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| 「あけぼの」は、もう入線してるよ~。 |
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| 駅の出札口で「チェックイン」する。 ちゃんと硬券のB寝台券を用意してくれている。 ちなみに、日付はダッチングではなく、 天虎フォントの回転印だ。 願わくば硬券のサイズはB型ではなく、D型にしてほしい (2016~2017(平成28~29)年は、D型だったんだけどな~。)。 さて、無事にチェックインをしたら、 無料のチャリを借りて、呑みに行くべ。 |
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| 俺はこれまで「ブルートレインあけぼの」の利用で 何回か小坂町に来ているが、 いつも、晩メシとツマミは町なかのスーパーで確保して、 小坂駅や「ゴロンと」で呑み喰いしていた。 しかし、今回初めて呑みに出た。 チャリでチャリチャリと数分走り、 ご当地グルメの「かつラーメン」の発祥といわれる店に入り、乾杯っ! 暑かったので生ビイルが進む進む! ツマミをちょこちょこ頼んだが、 この写真はそのうちの1つの「白神生ハム」。 メニューには値段が書いてなかったので、いくらかは知らない。 |
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| ご当地グルメの「かつラーメン」800円ナリも、 せっかくだから〆に頼んだ。 かつラーメンは、あるとき「秘密のケンミンSHOW」 で取り上げられていてびっくりした。 「小坂にそんなのがあったの~?」って感じだね。 店内には、町内で食べられる店の一覧が貼られていた。 かつラーメンは、つまりは、醤油ラーメンに卵とじかつ丼の具を乗せたもの。 言い方(書き方?)を変えると、 卵とじかつ丼のコメの部分が醤油ラーメンになったもの。 元は別々に提供していたのを、客の要望で一緒にしちゃったらしいが、 俺は別々に喰えばいいと思う。 スープの出汁によるものか、酸味を感じた。 |
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| 呑んだ後は、ほぼ隣にあるスーパーの駐車場で催されていた 「小坂七夕祭」の見学。 ねぶたのような山車が素朴でいい。 老若男女がのんびり眺めている。 昔は鉱山で賑わった町の、夏の小さなお祭。 みんな楽しみにしているんだね。 |
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| お祭から「あけぼの」に戻ってきた。 夜行列車の雰囲気が増している。 少し撮影する。 |
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| 現役さながらの雄姿。 このまま夜の線路を走り出しそうだ。 |
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| 軽く撮影したら、22時の消灯まで「駅舎休憩室」で、もうちょい呑む。 ここには、シャワーやトイレもあるし湯沸かしポットもあるので、 寝台では呑み喰いできない「あけぼの」に乗車する前に、 いろいろすることができる。 現役当時のあけぼの乗車記のDVDも見せてもらえる。 気に入ったら購入もできる(笑)。 呑んでだいぶ気持ちよくなってきたゾ。 |
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| だいぶ呑んだというのに、 また三脚を担いで敷地外の踏切跡で撮影していた。 「していた」というのは、実はこの撮影はあまりよく憶えていないのだ…。 朝になって、何となくカメラの画像を確認したら、 この写真の他にも、下手っぴぃな写真が結構あった(苦笑)。 |
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| 下手っぴぃな写真のさらに後に、 今日の個室ハネの入口ドアも撮っていた(らしい)。 個室に入ったら、きっとすぐ沈没したんだと思う。 やれやれ。 もうすっかり夜のとばりが降りて、 快調に飛ばしている「あけぼの」。 でも、全く揺れないから素晴らしいね(笑)。 明日はどの辺で目が覚めるかな。 |
| だらだらとページが下に長く続くのはよくないので、 2019/08/04からの速報はページを改めます。 こちらからどうぞ。 |