51~60の


レモン彗星

2025/10月末から11月初旬にかけての、1300年振りに地球の近くにやって来た「レモン彗星」。

各日の写真へは、下の日付をクリックすると飛べます。

○ヘールボップ彗星
 1997/03/12

○レモン彗星
 2025/10/23
 2025/10/24
 2025/10/29
 2025/10/30
 2025/11/01
 2025/11/04
 

プロローグ
 
「レモン彗星」が約1300年振りに地球に挨拶にくるということを、
10/17に人間ドックを受けていた病院の待合室のTVで観た情報番組で知って以来、慌てて撮影の準備を始めていた。

・パンピーがフツーに見られる期間が1か月程度しかない(マニアや研究者は別。)。
・月の光の影響を受けない時期や、お天気といった気象関係。
・彗星が見える西方向には3000m級の北アルプスがそびえる北信(信州の北部)の地形。
・俺個人のシゴトや出張。
などの条件を考えると、実際に撮影できるチャンスはかなり限られる。

いろいろと考えていた中で、
ひとまず10/23と10/24は晴れて月の影響もほぼないという好条件なので、撮影にチャレンジすることにした。

この画像は国立天文台の公式ページから拝借したもの。

【後日追記】
結果的には、その他の日にも撮影に出たし、月が出ていても何とか写真には写ってくれたよ。
 
 
1997/03/12
 
まずはこれ。

長野オリンピック(1998(平成10)年2月)の前年に見ることができた大彗星の「ヘールボップ彗星」。
肉眼でも1年以上もの長い間、ハッキリと見ることができた。

当時の撮影を思い出してネガを引っ張りだし(当時はデジカメなんてなかったのよ。)、
プリントしたものをスキャンしてから経年の退色を調整したもの。

「レモン彗星」は、俺にとってはこのとき以来の彗星撮影だ。

この写真は、長野市でフィルムカメラで撮影。
写真のデータは、フィルムがフジカラーHR1600だということ以外にはなんもなし。。。
 
 
 では「レモン彗星」
 
 2025/10/23
 
さて、最初の撮影に出かけた。

早番のシゴトを時間ぴったしで終わらせて職場を飛び出し、ダッシュで新潟県の海っぱたにきた。
ここなら西北西~西方向が開けている。

第1印象は、あれ? この方角に「レモン彗星」がいるはずなのに、見えないよ、だった。
撮影ポイントには、群馬からやってきたという先客が1人いたので、この方のアドバイスで、ひとまず広角で西方向をてきとーに撮影してみた。

15秒の露光なのでこれだけ明るく写っているが、実際はほとんど真っ暗け。
撮影後にデジイチのディスプレイで拡大して上下左右を丹念に探してみたら、あ~いたいた。「レモン彗星」がほぼ真ん中に写っていた

うわ~、ちっっせぇ~(笑)。
このあと、徐々にズームで望遠にしつつ、最大の300mmにした。

今日は、月齢1.6で、17:25月没。

28mm f3.5 15秒 ISO6400

ちなみに、中央左端の点々は飛行機ね。
 
 
いったん「レモン彗星」を捉えたら、あとはシャッタースピードやISO感度を変えながら、"いい具合"の写真になるようにを念じつつ、ひたすらに撮影し続ける。
この日は幸い見事に晴れたので、約50分で90枚撮影した。

この写真は、あとでPCで見て分かったが、人工衛星の光跡がクロスしていた。
「レモン彗星」もそうだけど、人工衛星の光も、よほど明るいもの以外は肉眼ではほぼ見えない・・・。

この写真は、トリミングと、画質調整をしている。

300mm f5.6 6秒 ISO12800
 
 
そろそろおしまいにしようかと思った頃、いい位置に飛行機が来たので光跡を入れてみた。

あとで確認したら、この飛行機は、ソウル発アンカレッジ行き大韓航空231便と思われる。

この写真は、トリミングと、画質調整をしている。

300mm f5.6 6秒 ISO12800
 
 
【おまけ】

新潟の撮影ポイントから信州へ帰りしな、「う・そ自販機」に寄る。

昼メシ以来何も喰っていないので、ハラが減りまくっている。
この写真は「ポツン感」を出すために、あえて遠目から暗く撮影した。

あれ? 「う・そ自販機」は、手前に傾いているか?

6mm(35mm相当) f2.8 1/15秒 ISO100
あ、コンデジのデータなんかいらないか(笑)。
 
 
天ぷらうどん250円ナリ。

先日と同じで、つゆはかなり少なくて、ぬるかった。
機械の調子がよくないのかな~。心配だ。
 
 
2025/10/24
 
さて、翌10/24も晴れの予報なので、昨日と同じ場所に来た。

ただ、今日は昼前に病院に行って(ピロリ菌検査の結果は陰性だった(嬉)。こんなこと。ど~でもい~ですね。)、
その後はシゴトを休みにしたので、思いっきり時間があったため、昨日とは違っての~んびり移動した。

撮影ポイントに、昨日より1時間早いほぼ17時ちょうどに着いたら、日没直後だった。

周りにはたくさんの観光客がいて、盛んにスマートフォンで夕景を撮影していた。
観光客のみなさんは、水平線に沈んだと思うかもしれないけど、実際は能登半島に沈んでますからね(笑)。
 
 
夕景を撮影していた観光客はみんな帰り、「レモン彗星」の撮影は俺1人だ。

18時近くなって、いい感じに黄昏れてきたよぉい(阪神さん風に)。

今日は、月齢2.6で、17:59月没。
 
 
昨日予習しているので不安や緊張はなく、「レモン彗星」はすぐに見つけることができた。

この写真は、試し撮りをしている中でフシギな光跡が写ったので、その部分だけをトリミングしたもの。

空にミミズがいるのか! っというのではなくて、露光中に人工衛星が通過したんだけど、ちょうどカメラが上下に揺れたのさ(笑)。
 
 
今日は昨日とは違うレンズで撮影する。

イオンテールを中心にして、ダストテールも分かる。
テール内の光跡は人工衛星。

400mm f2.8 2秒 ISO6400

※以下にUPしている「レモン彗星」の写真は、記述がない限りいずれもノートリミングで、画質調整もなしです。
 
 
何枚も撮影した中で、なかなかよさげだった1枚。

1枚上の写真からシャッタースピードを1秒長くして、ISO感度も2段上げた。
写りがかなり変わるのが分かるよね。

400mm f2.8 3秒 ISO10000
 
 
撮影の途中から2倍のテレコンを付けたので、焦点距離が2倍になり、絞りが2段大きくなる。

「レモン彗星」が大きく写るのを期待したものの、あんまし変わらないように思う・・・。

800mm f5.6 3秒 ISO10000
 
 
しばらく撮影していたら、「レモン彗星」の尾(=テール)が徐々に写らなくなってきた。
これは薄雲がだいぶ広がってしまったせいによるもの。

空を見ると、雲がやってくる方向にかなり全面的に広がっているので、昨日より約30分早く撤収することにした。

800mm f5.6 2秒 ISO12800
 
 
このように薄雲が広がった。
この写真には「レモン彗星」が写っている(中心から時計の4時半方向)が、レモン彗星が隠れてしまうタイミングもあった。

撮影して分かったが、肉眼では空に星はほとんど見えなくなってしまったが、10秒も露光すると、かなりの星が写るんだね。

28mm f5.6 10秒 ISO12800
 
 
2025/10/29
 
前回の撮影から、夕方の天気がよくない日が5日ほど続き、
10/29になって、夕方がようやく晴れそうだったので、長野県小川村の北アルプスを一望できる場所に来た。

シゴトを終えてクルマで50分ほどで到着した。
現場に到着するまではかなり雲が広がっていたのでヤキモキしたが、日没後は不思議なほど雲が晴れた。

俺の他にも数組の撮影者が来ていた。

「レモン彗星」は、写真中央の上から1/4ぐらいのところに写っているけど、分かるかな。

28mm f5 4秒 ISO6400
 
 
この写真はカメラのホワイトバランスを「蛍光灯」にしている。

人工衛星が飛びまくっているね。

80mm f2.8 3秒 ISO6400
 
 
2025/10/30
今日はクルマで長野から夜通し走って名古屋に移動する必要があるのだが、その途中にまた小川村に来てみた。
他の撮影者も前回より増えていた。

この写真はホワイトバランスを「蛍光灯」にしている。

焦点距離が同じ1枚上の写真と比べると分かるが、こちらは少しトリミングをしている。

80mm f2.8 6秒 ISO3200
 
 
2025/11/01
 
 10/30に長野から名古屋や三重に移動して他の撮影をしていた。
この写真は、三重から岐阜に移動する途中の、岐阜県安八郡輪之内町の福束大橋北(揖斐川左岸)で撮影を試みたもの。

写真中央の赤枠で囲った部分が「レモン彗星」だが、とっても分かりにくいよね(苦笑)。

このあと、「レモン彗星」を大きく撮影しようと思っていたのだが、急に雲が広がってしまい、あきらめた。

28mm f5 5秒 ISO1250
 
 
原版から、「レモン彗星」の部分を切り取ったもの。

彗星自体があまり分からない。。。
 
 
2025/11/04
 
 
月齢13.6のお月様が照らす北アルプスの鹿島槍ヶ岳(2889m)の左側に沈もうとする「レモン彗星」。
ISO6400なら、ほぼ満月だとたった1秒の露光でもこれだけハッキリ写る。

「レモン彗星」は、10月末からは随分左(南方向)に移動している。

200mm f2.8 1秒 ISO6400

ここまでで、ひとまずおしまいね。

この先は「レモン彗星」の写真はありません。
 
 
以下、長~いエピローグ
というか、10/24の「レモン彗星」撮影後のおまけ。
 
10/24の「レモン彗星」の撮影が終わり、北陸道をちょいと走り、途中から下道に降りて新潟のアジトに着いた。

アジト近くのスーパーに行ったら、いろいろと安くなっていたので喜んでGETしてきた。
「レモン彗星」の画像整理をしながら、さぁ呑むゾ!
 
 
刺身類はパックからいったん全部取り出して、
大根のツマを水洗いして短く切り(長いと喰いづらいのよ。)、改めて盛り付けし直した。

では、いっただっきま~す。

このあと、うだうだ呑んで、25時頃チンボツしました。
 
 
2025/10/25
 
さて、おはよ~ございました。今日は珍しく丸1日空いている。

朝メシを喰いに、アジトから車で15分ほどのバスセンターに行った。
名物の「バスセンターのカレー」普通盛600円ナリ。

福神漬けが相変わらず大量だが、それでも以前はもっと多かった気がするよ。

この写真は、実は、スプーンの刻印がハッキリ写るように角度などを調整して、何回も撮影している。
おバカですね。
 
 
ここのバスセンターを運営している新潟交通の社章と「バスセンター」の文字が
スプーンの柄に刻印されているのを見逃してはいけない。

水滴をちゃんと拭き取ってから撮影するべきだった。ハラが減っていたんでカレーを早く喰いたかったんだよね(苦笑)。
ちなみに、この水滴は、お店の人がこのスプーンを洗って、水滴が残ったままカレーに挿して提供したからなのさ。
 
 
朝メシを喰って元気が出たら、ヒマなのをいいことにクルマのタイヤをスタッドレスに交換した。

いつもかなり冬の始まりギリギリまで待つが、今年は早く作業したゾ。
 
 
タイヤ交換をしたらハラが減ったので(さっきカレー喰っただろッ!)、たまには、と思い、「ポピーとよさか」に来た。
ここは、そのスジ(どのスジ?)には有名なお店だ。

"それ"を楽しみにしているのだ。わはは。

昭和感満載の"コインスナック"だよ~。
 
 
"それ"とは、レトロ自販機なのですよん。

ここ「ポピーとよさか」には、「トーストサンド」(写真左端)と、「うどん・そば」(略して「う・そ自販機」:写真右端)の2つがある。

この写真は、内照部分(「トーストサンド」や「うどんそば」の部分のこと。)がハッキリ写るように暗めに撮影。

さ、喰うゾ~。
 
 
まずはこっちからね。
 
 
おカネを入れてボタンを押すと、本来は「25」からカウントダウンが始まるのだが、
この個体(=自販機)は調子が悪いようで、最初から最後まで「2」だけが表示されたままだった。

レアなニキシー管なので、復活してくれたらいいんだけどな。
 
 
25秒でできあがる天ぷらうどん400円ナリ。

できあがり時の「チーン」音(=単純に「できあがり」を知らせる音で、電子レンジ的に温めているのではないよ。)は健在。
また、丼は昔ながらのプラスチック製だ。最近は同型の発泡スチロール製も多いから、これは貴重だ。
 
 
天ぷらうどんはあっという間に平らげ、お次はこっち。
 
 
おカネを入れてボタンを押すと、「トースト中」のランプが点滅する。

この写真はピンボケですね。
 
 
所要時間は確認していないが、しばらくするとボトッと出てくる。

これがあっち~のなんの。俺はあっち~のを知っているから、
お盆代わりにちゃんと新聞を持ってきているのだ。ど~だ、ツウだろ。

よく見ると、紫色のマジックで、「チーズ」と書かれているんだけど、分かる?
もちろんこの文字が分かるように撮影したかったんだけど、かなりムズかったのよ。
 
 
アルミホイルを落ち着いて端から開くと、チーズトーストサンドがこんにちは。
あっち~けど、とろ~っとしてまーさんよー。

ここの自販機はチーズトーストとハムトーストがあり、どちらも300円ナリ。

ど~でもい~けど、
トーストの自販機は、この店の個体が日本最北だよ。
 
 
自販機コーナーの奥にはスロットマシンなどが並び、何人かが遊んでいた。

久しぶりの「ポピーとよさか」は楽しかったね。
  
  
「ポピーとよさか」で楽しいお食事をして、アジトに戻るが、その途中の街道沿いに道路情報の電光掲示板があった。
せっかくなので撮影して、以下に説明するね。

サッカーJ1のアルビレックス新潟の試合があるときは試合日の前日ぐらいからこのような表示が出る。
知らない人は「アイシテル」とまでいうのか、と思うだろうが、
実は「アイシテルニイガタ」は、アルビレックス新潟の応援歌(チャント)の曲名なのだよ。
原曲はユニコーンの「I'M A LOSER」(ビートルズではないよ。)。

そして、この文字列から次に遷移すると、対戦相手のクラブ名を入れた標語的なものが出てくる。
そのシーンの約7秒の動画はこちら

実はこの標語的なものは新潟県警のおばちゃん(失礼)職員が考えているんだよ。
毎回大変だと思いますが、ありがとうございます。

※このページを作っている間に、アルビレックス新潟の来季のJ2降格が決定しました。残念。
今日はアルビは試合がないんだけど、残留ラインの横浜Fマリノスが今日の試合で勝ったので、
もうアルビは勝ち点で逆転することができなくなったんだね。
 
 
晩メシなのだ。

珍しく地酒を呑み、ブリ柵を分厚く切って肴にした。
 
 
〆の鮨。

ど~でもい~けど、
買った後の袋詰めがズレてしまい、鮨がパックの中でゴチャゴチャになった。
しょっちゅうこうなるんだよね。

いつも思うけど、こういうパックをしっかり水平に保てる設計の袋(マイバッグ)ってないのかな。
ネットで探しても"これは!"というものがない。

毎回、スーパーでくれるダンボールに入れるってのも「なんだかな~」だしさ。
 
 
2025/10/26
 
新潟のJ2降格が決まった翌日(=神戸戦当日)の地元紙の新潟日報には、記事が1面に掲載された。
 
 
スポニチ新潟版ではこんなデカい扱い。
 
 
降格が決まっても、もちろん俺はアルビレックス新潟を応援し続ける。
雨が降っているが、バスを乗り継いでスタジアムに行くゾ。

乗り継ぎの新潟駅の駅そば「柳庵」で昼メシ。
きつねそば520円ナリ+生玉子80円ナリ。

メシを喰い終わったら、スタジアムに向かう。
 
 
J2降格が決まっても、約2万人ものサポーターが来てくれるんだからありがたいもんだね。
 
 
サポーターが熱い声援を送ったからか、新潟は、優勝争いをしている神戸に前半で0×2とリードを許したものの、
後半に1点返してさらに試合終了間際に同点に追いついた。

けど、結局また勝てなかったのよね。

新潟サポーターからは、試合後に選手と場内一周した社長に対してのJ2降格の結果に怒る大ブーイング。
神戸サポーターからは、降格が決まっている新潟に、試合終了の目前で追いつかれたことへの大ブーイング
が起きておもしろかったよ。 

新潟はしばらくJ2で修行して、またいつかJ1に戻ってもらいたいと思う。

が、
基本的にJ1で戦えるレベルではないので、J1で毎シーズン負けや引き分けが続いて降格にヒヤヒヤするよりも、
J2でそこそこ勝っている方が、俺の精神衛生上はいいのは確かなんだよね。クラブとしてはツラいだろうけどさ。

さてこの先どうなることやら。

ということで、長~いエピローグ、というか、おまけおしまい。
 
 

51~60の