31~40の


サンライズ瀬戸・羽田-出雲・381系国鉄色「やくも」・サンライズ出雲92号・錦糸町からのあずさ

2023(令和05)年GWの、臨時寝台特急「サンライズ92号」をメインとした、「サンライズ瀬戸」や国鉄色381系「やくも9号」の乗りテツ旅。

2023/04/30
GWに入り、いよいよ臨時寝台特急「サンライズ出雲92号」の乗りに行くのだ(嬉)。

クルマを長野駅前のコインPに駐めて、出発前に「いってきます」の一杯をすする。
 
 
きつねそば520円ナリ+玉子60円ナリ。
 
 
旅のしょっぱなは、臨時の「あさま646号」。
コイツで大宮まで行く。
意外にも長野からの客はチラホラ。

この写真は、俺が自由席の並びの先頭だったから、他の客が来る前に無人状態で撮れたもの。
 
 
大宮で上野東京ラインのロザに乗り換え、東京駅に着いた。

いいトシになっても「サンライズ」の発車案内にウキウキする(笑)。
 
 
「サンライズ瀬戸・出雲」が入線した。

テツ色がかなり濃い。
 
 
今や貴重にありつつある方向幕。
ガラスがちょっと曇ってるのが残念。

さ、乗るゾ!
 
 
今日は羽田空港で夜を過ごすため、「サンライズ瀬戸」に乗るとはいえ、次の横浜ですぐ降りる。

実は、3週間ほど前に半ば冷やかしでこの日のノビノビ座席の空き状況を確認したら、
「出雲」は満席だが、「瀬戸」の方に1席だけ空きがあったのでGETしたのだ。
「サンライズ出雲92号」の前夜祭?として、「サンライズ瀬戸」にも乗るべということにしたのだョ。

乗車券が藤沢までなのは、横浜で途中下車してこの乗車券を確保するため。
着駅は、横浜市内の駅でなければ別に藤沢じゃなくて大船でも鎌倉でもよかったんだけど、
なんとなく俺の友達がいる藤沢にした。
 
 
東京を発車したら、回送の新幹線と併走する。
これまでの過去2回も同じだった。

併走を撮影していたらたまたま自動アナウンスが始まった約42秒の動画はこちら
コンデジの手持ちなので動画としてはボロボロ…。
 
 
あれ? 東京を発車したのに空席があるゾ。
この写真に写っている区画以外にもいくつかが空いていた。

俺は「1席だけ空いている」ということでノビノビ座席をGETしたんだけど、
この空き具合なら横浜までたくさんの空席があることになる。

ここで、俺のとんでもない勘違いに気付いた。
「サンライズ」のノビノビ座席って再販しないのか!

というのは、ノビノビ座席は寝台ではないので再販(空きがあれば同じ席を何回も発売すること。)
するものとばかり思っていたので、俺が例え東京~横浜を買っても、
「横浜以降でも他の客がまたこの席を利用できるね」なんて考えていた。

けど、シーツと毛布が用意されていることからすると、ひとつの席は1人(回)しか使わないと考えるのが妥当な気がする。
ヒトが使ったシーツや毛布って使いたくないもんね。
過去2回(2回とも2021/07。)は、シーツと毛布に気付かなかった。あったはずだよね。

俺が再販するものと思い込んでいた理由は、今はなき「あけぼの」のゴロンとシートは再販されていたからだ
「あけぼの」のゴロンとシートは寝具なしだったから再販していたのか???
てっきり「サンライズ」も同じとばかり思っていた。

ただ、カレチさんなどに確認したわけではないので、今後検証が必要ではある。
 
 
横浜に着いた。

発車の様子の約46秒の動画はこちら
コンデジの手持ち撮影なのでカメラが揺れている。
 
 
横浜から京急で蒲田を経由して羽田空港に着いた。

もう23時を回ってるってのに、いろいろと喰っちゃう。

この写真を撮った第3ターミナルには、国際線の利用者がかなりいたよ。
 
 
2023/05/01
おはよ~さんです。

ターミナル間の無料連絡バスで第1ターミナルへ移動して、さっさと搭乗口まで来た。

出雲行きの便に乗るのは初めてだ。
 
 
羽田発出雲行きJAL277便。

B767-300
機体番号は確認できず。
 
 
この機には1列4席だけファーストクラスがあった。
降機時にCAさんにちょっと話を聞いてみたら、
シートはファーストクラスだが、出雲便の場合は販売はクラスJとしている、とのことだった。

どのタイミングだったらこの席を選べたんだろうね。

ところで、俺はこのJAL277便にはマイルを使って搭乗した。
元々は、今日がちょうどJALの全路線6,600円キャンペーンに期間中に当たることから、
最初はこの安い運賃で席をGETしようと発売開始の直前からPCの前でスタンバっていた。

でも、いざ発売になったら全くアクセスできなくて(英語サイトなら少しは進めることがあったがそれでもGETまではいかなかった。)、
あきらめて高速バスで出雲まで行こうと思っていた。

しかし、マイルがそこそこ貯まっていることに気付き、幸い特典用の席も空いていたことからJALでサクッと出雲入りすることにしたのだ。
 
 
不思議なことに、必要なマイル数が普通席の12000に対して、クラスJは8500だった。
普通は逆だろうからにわかには信じられなくて、一応そのネット画面を保存したんだよ(笑)。

キャンペーンか何かかと思い、少し調べてみたが分からなかった。
空港でも聞いて見ようかと思ったが、「あ、間違ってますね。不足分をお支払いください。」なんて
ヤブヘビになってはもったいないので何も聞かなかったけど、そのうち確認してみたい。
 
 
無事に出雲空港(愛称は出雲縁結び空港)に到着ぅ。

写真左上の飛行機は、伊丹行きのJL2342便。
 
 
預け荷物はないのでさっさと到着ロビーに出て、すぐにエスカレーターで出発フロアに上がり、
一畑百貨店出雲空港売店で、お目当ての「吾左衛門鮓」を無事にGETした。

3月に来たときは、いろいろと立て込んでいてGETし損ねていたんで、今回はまず何よりGETしたかったのよ。
写真は、俺が3箱確保した後の残りひと箱。

ところで、陳列台では、製造元の「米吾」が「米屋」になっているし、米吾での「吾左衛門巣鮓」が「吾左衛門寿し」になっている。
もしかしたら「米屋」の「吾左衛門寿し」ってのもあるのかなとちょっとググってみたが、すぐには分からなかった。
 
 
空港発のバスのチケットを買うための、2台の券売機への行列。

ここで時間を食うのはもったいなくてヤだなと、この列に並ぶ前にバスの運転手さんに確認したら、
バスの車内での現金や交通系ICカードでの支払いはできないとのこと。

これは不便なので、改善してほしい。

余談だが、自販機の案内画面内で「カード」の英語表記が「CURD」になっていたのを俺は見逃さなかったよ。
簡単に直せるのかな(笑)。
 
 
出雲空港からバスで出雲市駅に向かう。

その途中で見た、時節柄の鯉のぼり。風がかなり強いので元気に泳いでいるよ。

ところで、この撮影場所を確認しようと、帰宅後にグーグルのストビューでチェックしてみたら、
ストビューでも鯉のぼりが揚がっていたのには笑ってしまった。

撮影時期はちょうど1年前の2022/04だった。道理でね。
 
 
出雲空港から30分弱で出雲市駅に着いた。

3月は駅舎をほぼ正面から撮影したので、今回は思い切ってだいぶ横から撮影してみたよ。
屋根がこんなにデカかったんだ(笑)。
 
 
このポスターも3月に撮影しているが、今回は時間に思いっきり余裕があるので
正面から落ち着いてゆっくり撮影した。
 
 
今や還暦と思われるこのおねいさんにも無事に再会(笑)。
 
 
さて、コインロッカーに荷物を投げ込み、
今回は、前回できなかった、出雲市駅の北にある「マックスバリュ今市店」の取材をしたい。

当初は出雲市駅から歩いて行くつもりだったが、
ちょうど店の最寄りのバス停を通る出雲大社行きのバスが来たので、それに乗った。

僅か2分で着いちゃった。Suicaが使えたのでよかった。
 
 
「マックスバリュ今市店」の外観。

「サンライズ出雲92号」で呑む酒(芋焼酎)を始め、ツマミ用に店内製造のお惣菜や、
おみやとして、おもしろい地モノをGETしたよ。

帰りもタイミングよくバスが来た(遅れていた便がちょうど来た。)ので、バスで出雲市駅に帰ってきた。
 
 
出雲市駅前には、「どじょう掬いまんじゅう」の配達車がいたので、ついつい撮影しちゃった。
 
 
出雲市駅のホームに入り、ある目的で米子に行くために岡山行き「やくも16号」の入線を待つ。
その間に、3月に津和野まで乗った「スーパーおき3号」が来た。

おお~、今日は3連だね。
3月は2連だったので、特急としてちょっと寂しかったよな~。
 
 
出雲市から「やくも16号」で米子に出た。
ここで、またおみやや、メシをGETする。

写真は、俺の昼メシの、米吾の「吾左衛門弁当」1,600円ナリ。
米子駅のホームのベンチでのんびりと食す。

※「舟子(しゅうし=船頭)
 
 
これが「吾左衛門弁当」1,600円ナリの中身。

吾左衛門鮓を始め、栗ご飯(大山おこわ)やカニ飯(ちらし寿司)などが豪華に詰められている。

俺的に惜しむらくは、エビフライの代わりに地物を何か入れられないか、ということと、
せっかくの経木のお弁当箱なのに、わざわざ樹脂の容器を中に入れている上、
仕切り(おこわ・エビ天・カニ飯の間の斜めの白いの。)が防水加工の紙なんだけど、
これはもうちょっと雰囲気出せないの?ということだった。

こういうのを使うと安っぽくなっちゃうんだよね。
横浜の崎陽軒の「シウマイ御弁当」のように経木で徹底したほうが雰囲気が出るんじゃないかと思うけどな~。

エラソーなことを書いたけど、なかなか旨かったよ。
旅を終えた今考えると、「サンライズ出雲92号」の呑みのツマミにしてもよかったな。
 
 
さて、お弁当を喰い終え、出雲市に戻る。

戻るといっても、これから乗るのは381系国鉄色の「やくも9号」だ。
米子まで来た「ある目的」とはコイツに乗ること。

前回3月にチュウトハンパだった「鉄道唱歌を鳴らした車内放送を収録する」
という大事なシゴトがあるのだよ。
 
 
近代的なエレベーターの案内表示が、昭和レトロな枠にハマってるぅ。
 
 
381系国鉄色の「やくも9号」が到着。

到着時にただ撮っただけの約32秒の動画はこちら
コンデジの手持ちなので、カメラが揺れています…。
 
 
381系国鉄色「やくも9号」の、松江発車時の約01分33秒の動画はこちら

発車時の車内放送では鉄道唱歌を流してくれた。
この鉄道唱歌は車両に備え付けのものではなくて、乗務員が持っているタブレットに音源があり、
これを操作しているものだ(=つまり、PCやスマートフォンで音声ファイルを再生しているのと同じこと。)。

このカレチさんの場合、アタマの部分の音量が小さかった。
もっとしっかり音源のスピーカーに車両のマイクを近づけてから再生スイッチを押してほしい
…と思ったんだけど、この他の時に流した鉄道唱歌や帰宅後に確認したネットの他の動画も同じような感じだったので、
音源自体のアタマの音量が小さいのかな。。。

ど~でもい~けど、
松江駅のそばのビルに「中海・宍道湖・大山圏域への新幹線整備の実現を目指して」というスローガン?が掲げられていた。
このキャプチャーでは文字が小さすぎて読めないが、左下のオレンジ色の部分は中国地方の地形であり、
岡山(だったかな)~出雲市(だったかな)の路線図も描かれている。

そして、伯備線の部分には「伯備新幹線」、山陰本線の部分には「山陰新幹線」と書かれていた。
まぁ、フル規格はともかく、秋田や山形のような「ミニ新幹線」なら実現の可能性はあるのかな。
 
 
「やくも9」号が出雲市に到着した。
到着時の約38秒の動画はこちら

お目当ての「サンライズ出雲92号」はもう入線している。
 
 
「サンライズ出雲92号」側のホームに移動して撮影した、国鉄色「やくも9号」。

ちなみに、貫通扉のヘッドマークの上にある特急のシンボルマークはステッカー的なものだよ(本来は金属の立体成型。)。
 
 
国鉄色「やくも9号」と「サンライズ出雲92号」をムリヤリ一緒に撮影。
 
 
「サンライズ出雲92号」。
2023(令和05)年のGWは、出雲市発05/01と05/07の2日だけの運転。

一応、05/07の分も「10時打ち」してもらったのだが、瞬殺だった…。
だから、今日の分が取れてホントによかったよ。

このGWは、出雲市の発車時刻がこれまでの15:33から50分も早まって、14:43になった。
そして、入線はさらにその50分も前の13:53だ。
まるでテツを遊ばせるがための企画にすら感じるね(笑)。

どーでもい~けど、
このクルマ、右の貫通扉の下の辺りがキズ付いている。JR西日本所属の0番台車。
 
 
シャワーカードは早くも完売。

写真がブレてるのはお許しを。
 
 
今回は、前から乗りたかった「シングルツイン」(嬉)。

室内の様子を撮影した約38秒の動画はこちら

1人利用の場合でも2人利用を想定してセッティングされているのが分かる。
また、窓の下には、下段を使用していると絶対に使えない折りたたみテーブルがあることを見逃してはいけない(後述)。
 
 
他の方のブログやウェブページでも「分かりにくい」と書かれているコンセント。

上段寝台への階段の1番下のステップの奥にあるよ。
「1口」なのは分かっていたので、ミニタップを持って来た。
 
 
下段寝台から上段寝台の窓の電動カーテンを操作することができる。

あんまりうまく撮れてないけど、一応操作してみた約22秒の動画はこちら
いったん降ろしたカーテンをまた上げきったときに「ブー」という音が録音されているが、
これは、これ以上巻き上げられない状態になったら出た音で、ブザーなどではないよ。

逆光の関係で、コンデジでの撮影にはムリがあった…。
「それならデジイチで撮影すればいいじゃね~か!」と言われそうだが、
重いので、片手でボタン操作、片手で撮影は難しいのだよ。
 
 
これも、ネットにはたくさん出ている情報だが、
シングルツインの下段ベッドは、シーツを剥がすと見える真ん中の四角いモケットが取り外せる仕組みになっている。

そして、モケットを取り外すと向かい合わせの「座席」にすることができるのだ。
「そんなことしていいのかよ!」と叱られそうだが、座席化することで窓の下の折りたたみテーブルが使えるようになるんだし、
旅行会社のパックツアーでの「サンライズ」の部屋タイプの「シングルツイン」案内でも
「下段はソファにできる」と堂々と書かれているから当然想定している設計だと俺は思っているよ。

ちなみに、取り外したモケットは「背もたれにできる」とよく書かれているが、
これはビミョーな幅の関係で、階段側では壁にピッタリと置くことはできない。
 
 
でも、操作盤側であればピッタリと置くことができる。

これは寝台(ベッド)が「きっちり長方形」ではなく、両端で幅が違っているからだ、
写真に写っている取り外したモケットでも確認できるが、角の一部がポコッと出てるでしょ。
これが曲者だ。

外したもケットは進行方向の座席の背もたれにしたかったのだが、今回はできなかったのが残念。

なお、「サンライズ」で"座席"として利用できるのは、この「シングルツイン」だけ。
何時間も平たいベッドの上に座っていると、それはそれで疲れてくるが、
座席であれば足を下ろして座っていられるので楽だ。
足を伸ばしたくなったらモケットをはめてもいいし、上段に行ってゴロゴロすればいい。

こりゃ楽しいな。
 
 
まだおやつの時間にもならない、14:43。
定刻に出雲市を発車した。

発車の様子の約3分の動画はこちら
お、車内放送は自動音声ではなくカレチさんの声だ(この後も基本的にカレチさんだった。)。

この時点では、まだカメラやマイクの位置が定め切れていなかったので、
窓に反射があったり、ビビリ音が入っていたりしますが、この先改善させていますからね。

カレチさんが、車内放送で「サンライズ92号」と言っていたのはご愛敬ですな。

始発である出雲市の発車が14:43で、終着東京の到着が06:23だから、
これから15時間40分も「サンライズ出雲92号」を楽しめるのダ。
嬉しいな~。

ところで、出雲市発が50分早くなったものの、伯備線の中ほどの新見でこれまでのダイヤと同じになるから、
新見までにこれまでより50分多くかかる原因?が確認できると思われる。

ど~でもい~けど、
この「サンライズ出雲92号」と大体同じ時刻に始発駅を発車して終着駅に着く寝台特急を
1973(昭和48)年の時刻表で調べてみたら、以下のようなのあったよ。
だからなんだと言われても困るけど、ただそれだけです。

下関16:05~東京07:30 「あさかぜ1号」(上り)
都城15:37~新大阪07:47 「彗星3号」(上り)
そして、
浜田15:15~東京07:00「出雲」
 
 
ホキ、まっ黄っ黄の115系、扇形庫、DE10、キハ47系を見つつ、米子に到着。
定期の「サンライズ出雲」なら米子にはほぼ20時着なので、仮に夏至の頃でももう真っ暗だから、
こういう光景が見られるのは「サンライズ出雲92号」ならではである。

到着の様子の約3分の動画はこちら

到着案内の車内放送では、「お忘れ物、落とし物がありませんよう…」って言ってるけど、
この電車はこれから夜を迎える寝台列車ですよ。

ノビノビ座席の客に対して言っているのか、それとも車掌のサガでついつい言っちゃうのか、どうなんでしょうね(笑)。
まぁ、寝台を使っていても、米子でもう降りる客がいなくはないかもしれんけど…。

ここで初めて英語の案内も流れたが、音質からしてこの車両に備えてあるモノではなく、
国鉄色「やくも」の鉄道唱歌と同じく、乗務員のタブレットか何かの音源と思われる。
 
 
伯耆大山を通過して、いよいよ伯備線に入る。

渡り線を通って、ぐい~っと右カーブしていることが遥かに見える大山(1729m)が画面左にゆっくり消えていくことで分かる、
約01分30秒の動画はこちら

部屋の空調を最大にしていたとはいえ、結構暑かったことから、
この先倉敷まで部屋のドアは開けているので、動画は走行音が少し大きく録音されているよ。

 
 
途中の江尾で、3番線?(1番国道側)に入り、約30分も運転停車した。

ここで、後続の国鉄色「やくも24号」に抜かれた。
さらに、やはり江尾で「やくも24号」に抜かれた鈍行にまで先に行かれてしまった(つまり、鈍行にも抜かれた。)。
その後遅れてきた「やくも17号」と交換して、やっと発車した。

その間、何をするでもなくぼぉ~っとしていたのだが、停車中に地元の飯屋がおむすびでも売りに来てくれればおもしろいと思うんだけどな~。

江尾を発車した頃に17時を回ったので、お楽しみの"呑み助"を始める。
おむすびはないけど、出雲のマックスバリュで買った"くろきり"とマアジの南蛮漬けで十分なのだ。

ど~でもい~けど、
この南蛮漬けの汁がパックからこぼれ出してしまい、床が結構ベタベタになってしまった。
きれいに拭くのにちょっと手間がかかったぞ。
一応、スーパーの袋などで養生はしていたんだけど、それでもこぼれてしまった。反省ザル。
 
 
いつの間にか窓ガラスにへばりついていた虫。

よく飛ばされないね。
 
 
江尾を発車後は、引き続き新緑が鮮やかな伯備線を南下する。
ただ、傾いてきた陽がちょうど正面から射し込む向きで走ることが多く、撮影にはあまり向かなかった。
でも、せっかく明るい時間帯に伯備線を通っているので、とにかく撮影はしておくことにした。

窓ガラスの汚れが目立つのが残念。

江府町と日野町の境付近の走行シーンの約29秒の動画はこちら
川は日野川、手前の道は国道180号、赤い橋は「下安井橋」。
 
 
単線の区間によってはケーブルが視界の邪魔をすることがある。
電線のように地中化などできればいいんだけどね。

せっかくのいい景色がケーブルで阻害されてしまう。

サンプル的な約9秒の動画はこちら
ね、ケーブル邪魔でしょ。田んぼがいい感じなのに…。
 
 
生山で「やくも19号」と交換して、18時前に下石見信号場を通過する。

陽がだいぶ傾いてきていて、ちょうど稜線をかすめている。
約28秒の動画はこちら

ところで、このキャプチャー画像でも確認できるが、信号場の近くのシバザクラ?の畑の中に撮りテツがたくさんいた。
入って大丈夫なのか?

事実関係は確認していないので分からんけど…。
 
 
倉敷に到着したら、381系国鉄色「やくも25号」がドアを閉めて発車するところだった。

さっき江尾で「サンライズ出雲92号」を抜いていった「やくも24号」が岡山で折り返して、出雲市へ向かうんだね。
途中生山で定期の「サンライズ出雲」と交換するはずだ。

倉敷到着時の約32秒の動画はこちら
 
 
岡山ドーム・岡山貨物ターミナル駅・操車場の列車を眺めつつ、岡山駅に到着する。

約04分44秒のちょっと長い動画はこちら
部屋のドアはもう閉めているので、走行音はあまりしない。
防音姓の高さがよく分かるよ。

窓が汚れている分、照明が幻想的に映っている。
岡山到着の車内放送で「サンライズ瀬戸」のことを言わないのが、「92号」の特徴だ。
 
 
そこそこ呑んで気持ちよくなって、〆のそば。
出雲名物の割子そばだ。

企画はいいんだけど、麺がもうちょっとツルツルしていたらなおよかったね。
少しボソボソだった。

これを喰ったら急速に眠くなったので、上段の寝台で仮眠した。
 
 
三宮の発車で目が覚めたので、また下段の座席に戻ってきた。
俺のふるさと神戸の六甲道~住吉を相当にかっ飛んでいる約2分の動画はこちら
 
 
大阪に着いた。

到着時のアナウンスはなかったゾ。

14分も停まるので、乗客がゾロゾロとホームに出てきている。
俺もホームに出た。
 
 
向かいのホームに来て撮影する。
 
 
俺の1号室を外から見るとこうなんだ…。
1階のカメラが、パンピーには異様に映るんだろうな~(苦笑)。
 
 
大阪を発車したら「お休み放送」があった。この時初めてチャイムが鳴らされた。
明日の「おはよう放送」は6時頃だって。
ん? 横浜着が05:56なんだけど「おはよう放送が」が横浜発車後でいいのかな(よくなかった)。

発車から「お休み放送」が終わるまでのちょっと長い05分18秒の動画はこちら

発車時に、このキャプチャーの真ん中に映っているカップルが手を振ってくれたが、
それは俺が先に手を振ったのに応えてくれたもの。
 
 
さて、大阪を発車したらいよいよ寝台特急の本領を発揮し、「サンライズ出雲92号」は闇を裂きつつ東京へ疾走する。

俺もそろそろ仮眠するので、その前にシャワーを浴びる。
幸い、シャワー室に先客はなかった。

でだ、これからアホな企画がありまして、シャワーから出るお湯をカメラで受け止めて撮影しよう、というもの。
「サンライズ」のシャワーについては、ネットにたくさんの動画がUPされているが、
実際にカメラにお湯をかけるシーンというのは、俺が確認した限りなかった。

女の子のユーチューバーが、誰かサービスしてくれていないかとワクワクしながら
おっさん(ワタクシのことですね。)が動画を漁ったが、なかった(涙)。

唯一確認できたのは、カメラを上向きにしてシャワー室の床に置き、シャワー後の室内洗浄のシーンを撮影したものだった。

動画がないなら俺がやりますか、と、ダイバーでもある俺はこのためだけに"ハウジング"(=海中で使う防水ケース)を今回持ってきているのだ。
バカですね。

ということで、シャワーカードの購入~シャワー室内でのカードの扱い~シャワースタート~シャワーのお湯をカメラ(ハウジング)にかける
という一連を約32秒に編集した、アホな動画はこちら

※陸上では、ハウジングを着けたカメラの取り扱いに不慣れな上、電車が走っている中での撮影なのであまりうまくできていません。
今後、よりうまく撮影できるようにしたいと思いますです(こんなくだらん動画をまだ撮影する気か…。)。

ちなみに、今回は途中でシャワーを止めつつボディソープとタオル使用して、残りが1分25秒だった。
 
 
2023/05/02
シャワーから戻ってきたら、上段のベッドで仮眠していた。
ちょうど1時頃に、停車時の揺れでふと目を覚ました。

駅名は確認できなかったが都市部の駅に停まっているということだけは分かった。
そして、程なく発車し、次に通過したのが笠寺だったので、さっきは熱田だったわけだ。

熱田で運転停車するんだね。
さらにそのすぐ前には名古屋で乗務員の交代をしただろうにね。

空には月齢10.9のお月様が煌々と…。
画角に入りそうな高さで輝いているので、下段に降りてこの動画を撮影した。
1階で三脚を立てたままにしておけるのがシングルツインのいいところだ。

笠寺駅を通過する約29秒の動画はこちら

ところで、このキャプチャー画像のほぼ真ん中に、
「日本ガイシホール」(=名古屋市総合体育館)が映ってるけど分かるかな(鍋の蓋のような屋根。)。

今年の2月に用事でこのホールへ来たついでに、路面電車を除くと今や日本でここだけという「平面交叉」を取材し、
ついでに名古屋臨海鉄道も撮影した。
そのうちに名鉄がここを通過する走行シーンを収録しようと思っているが、いつになることやら。
 
 
【おまけ】

名鉄築港線(電化している左右の線路。)と名古屋臨海鉄道東築線がクロスしている。
2023/02/05撮影。

次回は電車が通っているときに撮影したい。
 
 
【おまけ】

名古屋臨海鉄道のコンテナ列車。DLは、ND552-7。
日曜日の昼間に撮影できる都合のいい列車があったのでよかった。

約37秒の動画はこちら

名古屋臨海鉄道だということが分かる場所を事前にいろいろ探してみたら、
このガードに会社名が書いてるのでここにした(ちょっと見はよく分かんないけど…。)。

実際に現地に来てみたら、俺がクルマを停めたコインパーキングの看板が「10円/30分」なんて書いてあっておもしろかったので、
これもアングルに入れてみた。
フツーの撮りテツなら絶対にアングルから外すよね。

2023/02/05撮影。
 
 
熱海で、乗務員がJR東海からJR東日本に交代するため運転停車した。
到着時に目が覚めたので、もう起きることにして2階のベッドから1階に降りてきた。
降りるときの階段がかなり急(本当に急!)なので、踏み外さないように慎重を極める必要がある。

熱海を発車し、根府川駅通過時に日の出の素晴らしいシーンが撮影できた。
まさに"SUNRISE"! いや~、これはいいタイミングだったね。
約36秒の動画はこちら

この地点で日の出が見られるのは、臨時の「サンライズ出雲92号」がGW・お盆・年末年始のみの運行であって、
2023年のGW現在の運行ダイヤと仮定すれば、GWのときしかしかない。

これが定期の「サンライズ」なら、熱海発が日の出の時刻とほぼ同じ頃なら、根府川付近でこの光景が見られるよ~。
ただ、晴れてればだけどね(笑)。

ちなみに、お天道様は海からじゃなく、三浦半島から昇ってくるんだよ。
 
 
早朝の湘南・横浜を駆け抜け、いよいよ東京に到着する。

品川を過ぎて東海道新幹線の回送列車に抜かれたところで、到着の車内放送があった。
約2分の動画はこちら

実は、この車内放送はかなり音量が小さかった。
でも、俺は、カメラに接続している外部マイクをスピーカーのすぐ下にセッティングしていたので
車内放送をハッキリ収録することができたのだよ。わはは。
 
 
東京駅に到着した「サンライズ出雲92号」。
ちょっと引いて、乗客が撮影する様子も入れての撮影。

約16時間にも及ぶ乗車だったが、飽きることなくメチャクチャ楽しかった。
もう既に次回の乗車を考え始めているよ(笑)。

今回の"きむたび"のページはこれでおしまい…にしてもいいんだけど、
せっかくだから信州に帰るまでを記録しておくね。

ここから先は、でーじてーげーさ~。
 
 
東京から総武快速で錦糸町に出た。

ここから「あずさ3号」で松本に向かう。

3月は「今や1日1本だけになった南小谷行き」の「あすさ5号」に乗ったが、
今回は「今や1日1本だけになった千葉発」の「あずさ3号」に乗ってみるのだ。

できれば始発の千葉から乗ってみたかったが、時間的にムリだった。
 
 
「あずさ3号」が入線する。

古いコンデジでただ撮っただけ。
 
 
「あずさ3号」が八王子を出て山梨県に入ったことを確認して、
東京駅の駅弁屋「祭」で迷いに迷った末に買った「深川めし」980円ナリで朝メシにする。

3月の「あずさ5号」のときは、新宿を8時に発車してほぼ12時に南小谷に到着するから、
朝メシに「チキン弁当」、昼メシに「鶏めし」の2食と、それぞれの補完食として、
「日本食堂」のサンドウヰッチを新宿駅ホームで確保したんだったんだよね。

で、そのときの選考過程でこの「深川めし」も当然候補に挙がったんだが、落選してしまった…。
その申し訳なさがあり、今回は迷った末に「当選」にしたのだ(笑)。

で、これがとってもよかったんだね。
大したことない内容で1,000円以上もする駅弁よりは、ずっと充実していた。

実は、前から気になってはいたものの今回初めて喰ったのだが、今後は定番になる気がする。
 
 
小淵沢の手前で、甲斐駒ヶ岳(2967m)がよく見えた。

ど~でもい~けど、
俺の前の席にはばあちゃん2人が座っていて、俺が錦糸町で乗ったときにはもういた。
この2人がずぅ~~~っと喋っていた。とにかくよく喋る。
幸い声は大きくないのでやかましくはないのだが、話の内容が聞こえてくるから参っちゃう。

親戚がどーのこーの、今まで行った旅先がどーのこーの、とのべつ幕なしに喋る。
そして、その話の内容が一部とんちんかんなのでおかしいのなんの。

(四谷の辺りで)「あらもう新宿ね」「え?まだじゃないの?」「だってビルがあるわょ」「ヤダ、まだよ」「え~」
(八王子到着時)「どこかしら」「八王子だわ」「都会になったわねぇ」「あらでも貨物がいるから田舎よね~」(タンク車が停まっていた)
こういう方々は、車内放送には耳を傾けないンですね(笑)。

そして迷惑だったのは、俺のすぐ後ろの"ヤリ手ババァ"的なマダムだ。
この人ぁ、着信音が鳴る状態で自席で電話をしているからやかましい。
どうやらシゴトで松本に向かっているらしいが、電話がかかってきても(=当然着信音が鳴る。)なぜかすぐに出ない。
当然その間は着信音が鳴り続けている。それに、会話はデッキに出ず自席でしている。

電話をかけるにしても、ちょうど山梨長野県境辺りの電波の弱い辺りだったりするもんだから、よく切れる。
そういうときは岡谷辺りまでちょっと待てば電波が安定するのに、すぐまた架電するから、また切れる。これを繰り返している。

このマダムには、俺はもうちょっとのところで"ご意見"を申し上げるところだったよ。
なんとか松本までこらえましたけどね。

まったくも~。
 
 
松本に着き、ラストコースの「しなの5号」に乗る。
この写真は古いコンデジでただ撮っただけ。

今日は3月のダイヤ改正から導入された最繁忙期に当たり、指定席特急料金がバカ高なのだが、
路銀に余裕があったことから、きっぷを残すために指定席を確保したよ。
 
 
定刻に長野に着き、「ただいまの一杯」をすする。
 
 
きつねそば330円+玉子40円+きのこ160円ナリ。

弾丸旅だったけど、念願の「サンライズ出雲92号」に乗れたし、
しかも秘密基地的なシングルツインだったので、とっても楽しい道中でしたとさ。

おしまいじゃ。
 
 

31~40の