31~40の


赤沢森林鉄道
2022(令和04)年6月の、宿題だった木曽行。思っていたよりずっとよかった。

2022/06/03
さぁ、待ちに待った週末だ! 嬉しいことに晴れそうだ。

梅雨前の貴重な晴れを利用しないテはない。
長年の懸案だった、木曽の赤沢森林鉄道の取材に行くゾ!
ってことで、R19で安曇野に出て、高速にサクッと乗って塩尻に来た。
ここでR20甲州街道は終点。

この青板は、できれば街灯が隠れるポイントで撮影したかったが、
事情によりできなかった。

さて、この交差点を直進して、木曽路に入るよ~。
 
 
R19を1時間弱走り、今日の目的地である道の駅「木曽福島」に着いた。
今日はもうクルマを動かすことはないので、カメラのセッティング中から呑んでいた。

国道を挟んですぐ向こうに中央本線が通っているので、
名古屋行きの最終「しなの26号」を"酔っ払い撮影"した。

考えてみれば呑みながらの撮影は初めてかも。
これはこれで気持ちいい(セッティングに失敗さえしなければ。)。

約18秒の動画はこちら

手前のR19は中央道の中津川~塩尻を避けてこの区間を走る大型トラックがとても多い。
そんな大型トラックたちと一緒に撮影できればと思っていたのだが、
ちょうどトラックが一区切り付いたときに「しなの26号」が来た。
最後のトラックのあとに「しなの26号」が来るのが分かるよ。

普段は、クルマ通りが多い地点で撮影するときは
「列車が来るときだけはクルマが来なけりゃいいな~」なんて思っているが、
今回はトラックと一緒に撮影したかったのに、それができなかった。

人間なんて勝手なもんだね。
 
 
「しなの」の撮影が終わったら、そのまま楽しい車宿。

車ンプ(俺の定義としては、クルマの中でのコンロ使用。)を想定していたのだが、
安曇野市のスーパーでいろいろと安くGETできたので車ンプはなしにして、
これらをツマミながらダラダラと呑む、ただの「車宿」になっちまった(笑)。

でも、これはこれで楽しいのだよ。
楽しい夜は更けてゆく~。

サバはちょいと、しょっぺ~ゾ。
 
 
2022/06/04
おはよ~さんです。
無事に晴れたよ。

道の駅の敷地内から御嶽山(おんたけさん=3067m)が見えるってんで
展望台?に来てみたら、こんな感じに見えた。

まあ、「見える」のは間違いない、か。でも、高圧線が邪魔。
 
 
道の駅のトイレの入口に、壇蜜さんのポスターが貼ってあった。

小遊三さんが見つけたら持って行くかな。
わざと内側に折ってそれから開いて「へへへ、袋とじ。」なんて
ニヤつきながら言いそうだ(笑)。
 
 
土日祝は朝メシのバイキングをやってるので、喰うゾ。
 
 
いただきま~す。

「たったこれだけ?」なんて思わないでね。
ひとまず第1弾を持って来たのを撮影しただけで、
このあとお代わりをして結構食したんだよ。

バイキングのコツは欲張って取らないことだ。

なぜか、納豆だけは、1人1個だってさ。
 
 
朝メシを喰ったらR19で上松町(あげまつまち)に出て、
県道で赤沢自然休養林に着いた。
道の駅「木曽福島」からのんびり走って小1時間。

駐車料は600円。クルマじゃなければ入場(入林?)自体は無料。

料金を支払うときに職員さんから「今日の林鉄(=赤沢森林鉄道)は10時からですよ~。」
と言われた。そのときは「は~い」と答えてクルマを進めたのだが、
考えてみれば、俺は「林鉄の取材」とは一言も言ってないのに、なんで分かったんだ?
クルマに積んでいるカメラなどから見透かされたかな(笑)。

8時半の駐車場には、まだだ~れもいない。

林鉄は、この駐車場がある「森林鉄道記念館」駅(というのか)の近くから発車する。
 
 
始発までまだだいぶ時間があるので、
撮影ポイントの予習を兼ねて森林浴をしながら林鉄の終点まで歩いてみる。

駐車場の入口でもらったパンフレットを見れば、
8つある散策ルートのうちの「ふれあいの道」が線路にほぼ沿っているようだ。
このパンフレットはこちらからもダウンロードできるよ(上松町観光サイト)。

この写真の橋は、駐車場からの歩き始めにある、別なコースの「中立橋(なかだちばし)」。
橋脚は線路の廃材を使っているようだ。
 
 
「ふれあいの道」をのんびりとロケハンしながら丸山渡停車場へ向かう。

この「ふれあいの道」だけは車椅子やベビーカーでも通れることを念頭に整備されているので、
全線が石畳や木道になっており、とても歩きやすい。

トイレも途中と丸山渡の2箇所にあるし、休憩用の東屋やベンチも整備されている。

カメラ機材を持っていても歩くのに何の苦労もないよ。
 
 
林鉄の終点(折り返し地点)である丸山渡(まるやまど)停車場。

駐車場から約1.4kmで、のんびり歩いて約30分。

簡単なホームと、明らかに機回し用と思われる線路がある。
ホームのすぐ下には、きれいな丸山沢が流れていて
ホームから河原に降りて水に触ることができる。

ベンチや簡単なトイレもある。
 
 
林鉄としては1.17kmなんだね。

乗車は駐車場がある「森林鉄道記念館」からの往復が基本なので、
丸山渡からの片道乗車はできない。

なお、森林鉄道記念館から丸山渡まで片道のみ乗車して、
ここから森林浴をしながら歩いて戻るのは可。
ただし、料金は同じ。
 
 
林鉄の行き止まり。

機関車はポイントよりちょっと先まで行って、
写真左側の線路を使って機回しするものと思われる。

ポイントの先なんてほんの僅かな長さなんだけど、
それで機回しできるほど小さい機関車ということなんだろうね。
早く見たい。
 
 
ホームの端っこから始発の森林鉄道記念館方向を撮影。
 
 
丸山渡停車場のホームにぶら下げてあった金槌と線路。

多分発車の時に鳴らすんだと思う。
 
 
丸山渡停車場から駐車場に戻って来たタイミングで、
単機が丸山渡に向けて走っていった音がした(駐車場からは林鉄がよく見えない。)。
線路の安全確認にでも行ったのか(未確認)。

「こりゃ絶対戻ってくるハズ」と慌ててカメラを担いで、駐車場から割と近い「アスナロ橋」で待機した。

果たして、しばらくして戻ってきた。
おお~小せぇ~。
ナローのDLは台湾のサトウキビ列車でも見ているが、それよりもはるかに小さいゾ。
いいな~、これは。

あれ? 折り返しからの始発駅行きでDLがこの向き?
さっきの丸山渡には転車台がなかったから、行きは逆向きのままで走ったってこと?

約38秒の動画はこちら

早いとこ、沿線で「列車」を撮影したいね。
ちなみに、このアスナロ橋は林鉄沿線でほぼ唯一の「橋梁」である。
 
 
いよいよ林鉄の1番列車。
季節や日によって違うが、この日は10時スタートだ。
1時間に1本の運転で最終は15時発。

いや~のろいのろい!
台湾の観光サトウキビ列車(廃線の活用で人が乗れる)と同じぐらいののろさだよ。
こりゃおもしろい。

やっぱ始発からのDLの向きは逆だ。
始発からが正方向と俺は勝手にイメージしていたんだけど、
ま~い~か。

乗客は赤ん坊も入れてたった4人。

かわいい汽笛を鳴らしてのろのろ走る約52秒の動画はこちら
 
 
丸山渡で折り返してきた列車。
手前に新緑の葉と木も入れてみたよ。森林鉄道だもんね。

約43秒の動画はこちら
 
 
別なカメラで撮影した「アスナロ橋」を渡る約27秒の動画はこちら
 
 
11時発の2便は、R=15の大カーブで。

約56秒の動画はこちら
 
 
2便の折り返しは、「呑曇渕(どんどんぶち)」の下流にかかる「下どんどん橋」で撮影。

約47秒の動画はこちら
さっきまでとは違う音色の汽笛も入ってます。
DLの進行方向で音色が変わるのか?
 
 
別なカメラで、
2便の折り返しを、R=15の大カーブで撮影。

約31秒の動画はこちら
 
 
丸山渡停車場に移動し、12時発の3便の到着を撮影。

約51秒の動画はこちら
 
 
3便の丸山渡到着を別なアングルでも撮影。
そのまま機回しも。

ちょっと編集した約01分39秒の動画はこちら

DLの連結の直後で動画を切っているのは、
直後にハイカーがカメラの前を横切ったから…。
 
 
機回し中。

約32秒の動画はこちら
 
 
12:15に3便の折り返しが丸山渡を発車する。

約40秒の動画はこちら
 
 
3便の折り返し発車を別なアングルでも。

約55秒の動画はこちら
 
 
【おまけ】

台湾の台南市烏樹林(ウーシューリン)の観光サトウキビ列車の発車シーン。
2017/04/15撮影。約01分30秒の動画はこちら
ちょうど林鉄とぼほぼ逆のアングル。

サトウキビ列車についてはいろいろ書きたいが、
ここではあくまでも【おまけ】なので、グッとガマンするよ(笑)。

このときは荷物を軽くするために長い三脚を持って行かなかったので、
かなり地面に近い位置での撮影を余儀なくされた。
 
 
13時発の4便を「呑曇渕」の上流で。
「上どんどん橋」から、道川に下りられるよ。

撮影中に急に陽が陰ったため光量が落てしまった。
マニュアル設定だったので動画の後半はかなり暗いです(失敗)。

約42秒の動画はこちら
 
 
4便の折り返しは「呑曇渕」の横で撮影。
さっきの教訓で、今度はプログラムモードにしたよ。

約35秒の動画はこちら
 
 
4便の撮影後は森林鉄道記念館に戻ってきた。
14時発の5便に乗車する。

発車までの時間を使って保存車両を見て回る。

これは木材運搬車両。
これを走らせりゃ雰囲気出るのにね。
客車との混合列車も実現できるよ。
 
 
客車?なわけないか。
ムチャクチャ短い(笑)。
 
 
有名な理髪車。
これも実使用すればおもしろいのにね。
 
 
もはやマンガの世界のデザインだ(笑)。
走ってほしい~。
 
 
ボールドウィンの1号機。
せめて圧縮空気で走んないかな。
 
 
きっぷは木でできている。
年によってデザインが違うらしいが詳しくは取材しなかった。

材料の木も何か分からない。
何を取材してるんだッ!
 
 
14時発の5便の最後部。

丸山渡までのノーカットの動画はこちら
約08分58秒もあるよ。
丸山渡停車直前で動画を切っているのは、デッキにいた職員さんがカメラの前を通ったから。

長ぇ動画なんか付き合ってらんね~よ、という方は、
発車シーンと「アスナロ橋」のみに編集した
超ダイジェスト版の01分24秒の動画はこちら
 
 
丸山渡で機回しして客車に連結。
連結器は台湾のサトウキビ列車と基本的に同じだ。

約36秒の動画はこちら
 
 
丸山渡停車場では約5分停まり、14:15に発車して森林鉄道記念館に戻る。

帰りも全線ノーカットで撮影したが、ずっと陽が陰っていて暗めの映像になってしまった。
発車~呑曇渕~到着に編集した約01分59秒のダイジェスト動画はこちら

これで今回の赤沢森林鉄道の取材はおしまい。
新緑の中、森林浴も兼ねてとても楽しかった。
今回はとにかく撮影優先だったが、またのんびり訪れてみたい。

職員さんは「紅葉の時期もいいよ~」とおっしゃっていた。

なお、乗客がいない便はウヤになるので、特に平日に訪れるならよく確認してね。
 
 
森林鉄道のあとは、上松駅近くでサクッと「しなの16号」を撮影。

約20秒の動画はこちら
 
 
撮影後、「しなの16号」がやってきた方向(=木曽福島方向)を向いたまま
カメラや三脚を片していたら、背後(=中津川方向)から列車の音が聞こえた。

「しなの」が通る時刻ではないので「鈍行か」と勝手に思い、片す手を止めなかった。
そして、列車が俺の横を通過したときにフッと見たら、なんだぁ? 383系の2連じゃん!

慌ててカメラを取り出して撮影しようと思ったら、マニュアルでの動画撮影モードのままで、
・レンズキャップしてるし
・ライブビューになってるし
・ファインダーに切り換えたものの光の入り込みよけのシャッターがしてあるし
・フォーカスはマニュアルだし
・撮影モードもマニュアルだし
・鏡筒のロックはかかってるし
だった。アタフタしているうちに383系2連はさっさと走って行く。

とにかくレンズキャップだけ取ってアングルは目算で
「全て」をカメラに託して28mmのままでシャッターを切りまくった。

幸い何とか撮れたのがこの写真。
 
 
原版から拡大なしのトリミング。

383系って2連でも走れるんだ(当たり前か)。
愛称幕の部分は「試運転」になっている。

こんなの初めて見た。
動画で撮りたかったな~。
 
 
昼メシを喰っていないのでハラが減りまくっている。

上松から塩尻に向かう途中のR19沿いにある「食堂SS」でメシを喰う。
 
 
またしても献立の選択に悩みに悩む。

ちょっと暗めの店内の感じを出して撮影したつもりだよ。
 
 
悩みに悩んで「普通定食」600円ナリに決定した。

店の壁の短冊式の献立には「普通定食」としか書いていなかったが、
卓上の献立には「(さば煮付)」と付け加えられていた。

これならほとんど「鯖味噌煮定食」じゃんね。旨い旨い。
ちなみに「鯖味噌煮定食」という献立は存在しない(と思う。)。
 
 
満足して「食堂SS」をあとにし、R19でこのページの最初の写真の交差点に戻ってきた。

気を付けておうちに帰りましょ~。
 
 

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