2020(令和02)年08月の、道の駅のざるそばを巡るプチドライブ旅。

 長野市は、ここ10日ほど連日32~36℃の最高気温を記録しているよ。高地とはいえ1年で1番暑い時期だ。

 こういう時期は冷たいざるそばをつるつるっと手繰りたくなる。
 そば粉としては1番「弱い」時期だが、だからといって蕎麦好きにとって喰えなくなるほど決定的にまずくなるわけではないので、
 給料日後でほんのちょっとだけ懐があったかいこともあり(こっちはどんなに暑くてもいいんだけどね。)、クルマでフラフラと出かけてきた。

 自宅から歩いてすぐの善光寺エリアにも蕎麦屋はたくさんあるが、今回は長野市近郊の道の駅の蕎麦屋をうろちょろしてみることにした。

 という、ど~でもいい道中。


2020/08/22
昼前に出発して、名古屋へ通じる国道19号を松本方面に向かう。

小1時間で最初の目的地、道の駅「長野市大岡特産センター」が近付いてきた。

この写真は、コンデジの設定をよく確認せずに
ストロボを炊いてしまったもの。

ストロボの光が、反射材を使っている案内板までちゃんと届いているね。
半逆光なのに、案内板だけが浮き上がっているように見えるでしょ。
 
 
建物の全景。

建物のすぐ後ろが崖になっているように写っているが、
実際は建物と崖の間には犀川(さいがわ)が流れているので、
崖崩れが起きても建物までは達せず、押しつぶされることはない(と思う。)。
 
 
手打ちそばの幟がはためいているね。
 
 
新しいタイプのタッチパネル式食券販売機が導入されている。

今回はざるそば一択だ。
 
 
切り離しタイプの食券が出てきた。
 
 
ちなみに、これはうどんのお献立。
 
 
こちらは、お食事のお献立。
 
 
おやきのお献立は軒並み売り切れ。

ど~でもい~けど、赤地の「売り切れ」の文字と黒文字の「うりきれ」が
重なってしまってるよ。
 
 
これが店内。
昼時だってのにガラガラ。

まあ、道の駅としてもそんなに規模が大きいわけではないし、
割と近くに、次に訪れる道の駅「信州新町」があるしね。

道の駅の記念きっぷも置いてないし(関係ないか。)。
 
 
程なくして出てきたざるそば600円ナリ。

これはストロボを炊かずに撮影。
 
 
こちらはストロボを炊いて撮影。

ストロボを炊かないと色味がおとなしいし、露出不足でブレやすい。
かといって、ストロボを炊くと、色味はメリハリがあるけど、
どうしても光が反射する部分が出てくるので、なかなか難しいもんだ。

そばは、この値段としてはしっかりしたもので、
麺だけでもまあ喰えたし、つゆも俺好みの辛系でよかった。

「まあ喰えた」というのは表現がよくないかもしれないが、
旨い蕎麦ってぇのは麺だけでつるつる手繰れるのだ。

道の駅のお手軽蕎麦で「まあ」が付くとはいえ麺だけを手繰るのに耐えるレベルなんだから、
一般的には十分旨いってことだからね。

盛りもケチくさくなくて、よい。
 
  
満足して、次の道の駅「信州新町」に向かう。

国道19号を長野市街方面に戻る。

青板に新潟が出るんだね。
新潟なんて国道19号とは何の関係もないのに、
こういう地名の選択はどういう基準になってんのかね。

上越も国道19号とは関係ないもの、
終点の長野で国道18号に入ればそのまま行けるから、
まあ分からんではない。
 
 
俺がだけが腹を満たすのはクルマに申し訳ないので、
信州新町の町なかにある昭和シェルで給油してやる(←エラソーに。)。

昭和シェルはPontaカードが使えるので、間接的にではあるがJALのマイルが貯まる。
クレジットカードを持っていない俺にはありがたいプログラムなんだけど、
もうすぐ本格的にG.S.が出光と統合されたら、この扱いはどうなるのかな。
旧出光のG.S.でも同じ扱いになるとありがたいが、
逆に扱いがなくなってしまうと悲しい…。

個人的には、ダイバーとしてこの貝殻マークには愛着があるので、
消えてしまうのは残念だよ。

給油の後は、道の向かいの「A-coop」でちょっとお買い物した。
 
 
【後日追加】

新蕎麦の時期になったので、また道の駅での蕎麦のハシゴに出かけ、
「長野市大岡特産センター」」で旨い蕎麦とおむすびと卵焼きを喰って、
次の道の駅「信州新町」に向けて国道19号を走っていたら、
おお~「ハト標識」見~っけ!

逸れている道に慌ててクルマを停めた。
ここにあるとは、これまで気付かなかったな~。

「幅員減少」と「右方屈折あり」の警戒標識がそれぞれ
「ハ」と「ト」に見えなくもない。

この組み合わせを探している「好きモノ」が存在するらしいこと
をネットで知って以来、俺もそこそこ気にしてきた。

本来は、1本のポールにこの2つの標識が付いているのを
「ハト標識」と呼んでいるようなので、
この場所のようなタイプは混ぜてもらえないんだろうね(笑)。

でも、このアングルからの撮影だと「ハト」に見えるよね。
 
 
改めて走り出し、数分で道の駅「信州新町」が近付いてきた。
 
 
道の駅「信州新町」の全景。

こっちはさっきの「大岡」と違ってかなり混んでいる。

気温もだいぶ上がってきて、暑いゾ。
 
 
ここも自販機で食券を買う方式だが、
全ての献立がボタンに現れているので、
買う列に入らずちょっと離れたところから見ながらじっくり検討できる。

おススメ度が高い献立ほど上段寄りの大きなボタンが与えられるんだと思う(笑)。

さっきの「大岡タイプ」だと、券売機のスペースは節約できるが、
そば、うどん、食事、おやき、と画面表示を変更させて選ばないといけないので、
時間がかかる上に「一目」で選ぶことができない。

優柔不断な人はいつまでたっても決められないと思う(それはこっちでもおんなじか?)。
後ろに並んだ人にも迷惑だよね。

ただ、ここのようなタイプの券売機でも、順番がきていざ券売機を目の前にした段階で
献立の検討にかかる人がいるんだな~(やっぱこっちでもおんなじだ(笑)。)。

俺はもちろんざるそば一択だ。

【後日追記】
冷やしたぬきそば600円ナリも、旨いことを確認しましたよ。
 
 
ここは半券方式ではなく、この券を店に出し、
代わりに番号札(といってもペラ紙。)を受け取り、
できあがりを待つ。
 
 
道の駅「信州新町」に入っている蕎麦屋の「そば信」。

ひっきりなしに客が行き来するが、
この写真はほんの僅かな無人のときに撮影したもの。
 
 
ざるそば530円ナリ。
これは安いゾ。

しかも「麺だけでもまあ喰える」レベルだから大したもんだね。
嬉しい嬉しい。
量もなかなかだ。

つゆも俺好みの辛系。

ただ、箸がコンビニ弁当に付いてくるようなヤツなのが残念。
これならむしろ裸で付いてくる方がいいような気がするのだが、
これも「昨今の情勢」によるものなのだろうか。

過去に来たときはどうだったか憶えていないし、
写真を探したが撮っていなかったようだ。
 
 
蕎麦湯の提供もある。
さっきの大岡では蕎麦湯がなかったのが残念だったので、喜んで飲む。

蕎麦猪口にはまだたくさんの蕎麦つゆが残っているので、
これに蕎麦湯を入れても濃くてしょっぱすぎる。
なので、水用のコップを確保してきて、こいつで飲む。

薬味は、俺は蕎麦を手繰るときは使わないので、ここぞとばかりに使う。

ちょっとわさびが効いた薄い蕎麦つゆ味の蕎麦湯を飲んだら、
おやきが喰いたくなったのでカボチャのおやき150円ナリを買ってきたが、
皮が固くて俺の好みではなかったのが残念。
従っておやきの写真は、なし…。
 
 
すっかりホヘッとして外に出たら、暑い暑い。

道の駅の片隅に立っていた温度計は32℃を表示していた。
最高で35℃ってのも別なとこで見たよ。
 
 
十分旨い蕎麦を2枚手繰ったし、
もう帰ろうかと思ったのだが、

帰るにはちょっともったいない気がしたのと、
久しぶりに真夏の山道を少し走ってみたいのと、
せっかくだからもう1軒ぐらい蕎麦を喰いたいと思ったことから、

国道19号を数キロだけ松本方面に走り、
信州新町の町なかにさしかかる手前で、小川方面に右折する。
 
 
いかにも信州的な里山の風景を楽しみつつ、
右折してから僅か10分で峠に来た。

道がホントに「峠」になっているよ(笑)。
 ここまではずっと上りで、ここから先は下り。
分かりやすい。
 
 
峠からは10分もかからず、オリンピック道路に出た。
 
 
さっきの交差点を左折してすぐに
道の駅「おがわ」がある。

ここでも手打ち蕎麦食せるはずだ。

あとから写真を見て気付いたが「手打そば」の幟も立ってたね。
 
 
道の駅「おがわ」のレストランの全景。

昼の部は14時がラストオーダーだったからギリギリだった。
 
 
ここは券売機はなく、メニューを見て注文する。

初めて来たが、なかなかいい値段だね。

もちろんざるそば一択。
 
 
ざるそば800円ナリ。

麺のレベルは、対値段で考えると妥当かな。
これがさっきまでの2軒の500~600円程度なら
うひょうひょだが。

ここもつゆは辛系。

ナスの漬物はしょっぱかったので、ひと切れだけいただいた。
 
 
この道の駅「おがわ」には、24h営業のファミマが入っている。

村やJAも絡んでいるように感じた。
 
 
暑いので、大好きな「アイスの実」を喰う。

ちべたくて旨いのだ。
 
 
さて、今度こそ帰る。
オリンピック道路の有料区間を避けつつ、国道19号に入る。

相当にハラ一杯だ。
並とはいえ、盛りのいい蕎麦を3枚平らげたんだからね。

おまけにおやき1個とアイスの実もだ。

急激に眠くなってきた。
気を付けて運転しよう。
 
 
長野市街地の手前で、路面にこんなペイントがあった。

ちょっと前まではこんなのなかった気がする。
 
 
そこでストビューで確認してみたら、
2018/09の時点では赤い舗装だったんだね。

道路左側の標識2つもないね。
 
 
まるで180゜のカーブがあるようだが、実際は約90゜。

でもこれぐらいオーバーに表現しておかないと、
このカーブにエラい勢いでさしかかり、曲がりきれずに突っ込む恐れがあるんだろうし、
ここまでやるってことは実際に事故があったんだと思う。

特に夜に大型車が飛ばしてきたら曲がりきれないぐらいのカーブだからね。
 
 
カーブを曲がり、この先のトンネルを抜けると
バイパスと旧道に分かれる。

俺は旧道。
 
 
はいはい、無事に善光寺の前まで帰ってきました。
道の駅「おがわ」からここまで約50分。

眠い眠い。
涼しい部屋で夕方までヒルネするゾ~。

ということでおしまい。
 
 
 おしまいにするはずだったんだけど、
約3時間ヒルネしたら元気になっちゃって、
「警察24時」的な番組をBGVにしつつ、少し画像整理をしてたら、
ハラが減ってきた。

これまでもこの「きむたび速報版」を見てくださっている方々なら
どうする気か大体想像がつくかもしれないが、
22時を過ぎたところで、また蕎麦を手繰りに出かけた。

今度は長野市から北國(ほっこく)街道と国道18号で北に向かう。
「霧下そば」で名高い信濃町に入る直前の温度計は19℃だった。
涼しいよ。

この写真は手持ちで1秒だったんだけど、まーまーブレずに撮れました。
 
 
温度計を撮影してすぐ、信濃町に入る。
 
 
わはは。

ちゃんとした蕎麦屋である「ふじさと」
の「うそ自販機」(うどん・そばの自販機)に来たよ~ん。
ここは24h営業だからね。

自宅から約30分。

いずれはなくなる昭和の遺産的な自販機だから、
喰えるうちに何回でも喰っておくのだ。

これも何回も書くが、蕎麦屋の敷地内にそばの自販機を置くという
節操のなさというか、心の広さがいいのだよ。
 
 
週末の夜ということもあって売り切れていたら残念だと思っていたが、
幸いうどんもそばも選択できた(お金を入れてランプが点いている。)。

もちろん今日は天ぷらそば一択。
 
 
ボタンを押すと、懐かしのニキシー管が25からカウントダウンしてくれる。
 
 
ちゃんと25秒で、できあがり。

本来なら「チーン」と鳴って出てくるのだが、
残念ながらここの個体はこの音は鳴らない。
 
 
天ぷらそば250円ナリ。

GABANの七味をかけて、ズルズルと立ち喰いする。
これがまあなんともしみじみ旨いんだ。

特に身に染みるのは真冬の吹雪の夜中なんかだね。
丼に雪が舞い込むような状態で
ガタガタ震えながら熱々のうどんかそば(俺は冬はうどんが多いかな。)を喰う。
ぬくぬくのクルマん中じゃなく、意地でも外で喰うのがいい。

しかし、今は虫が自販機の灯りの周りを飛び回ったり、
ジージーと鳴き声が聞こえていたりする真夏だけどね。

これでホントにおしまい!