2019(令和01)年11月の、新潟県粟島行。

1島1村で、村名は「粟島浦」。
俺は新潟県民なんだけど、シゴトでも県内をあちこちうろちょろしているが、プライベートも含めてこれまで訪島したことがなかった。
これにより、新潟県の全市町村にお邪魔した!

一般人はクルマの持ち込みが禁止されているので、今回は粟島港周辺のみの取材だ。
個人でダイビングができるかどうかも取材したい。


2019/11/06
出発を前に、まずはハラごしらえ。

・三越(閉店しました。)近くの「三吉屋」のラーメン
・子供の頃から好きな「吉野家」の牛丼
・新潟駅前の「そばうどん」の手延べ麺のきつねうどん

あたりが昼メシ候補に挙がったが、
結局、「王将」に決定した(笑)。
 
 
焼飯に餃子2皿。
旨い旨い!
 
 
メシを喰って、新潟駅前に来た、といっても歩いて1分もかからない距離だけど。
この駅舎は、在来線の高架化に伴い、早晩取り壊される。
 
 
秋田行きの特急「いなほ5号」で、まずは村上を目指す。
表示は「特急5号」になってら。

列車の入線を待ってようと思いつつ、ふと隣の新幹線ホームに目をやったら…
 
 
おおっ、今のところ希少なE7系の上越新幹線仕様がいるではないか!
ってことで、慌てて入場券を買って、新幹線ホームに撮影に来た。
 
ボディ横にピンク色のラインが加わっている。
先日の台風19号の水害でE(W)7系が10編成も水没して使えなくなっちゃったんで、
コイツを北陸新幹線に振り向ける計画もあるらしい。

※この後のネットニュースで、
水没した編成は廃車にすることが決まったとのことだった。
 
 
新幹線の撮影が終わり、在来線のホームに戻ったら、
「いなほ5号」が入線していた。
 
 
「いなほ5号」は新潟を定時に発車し、
快調に飛ばす。
 
1時間弱で村上に到着。

国鉄時代のディーゼルカーが、
特急から連絡する普通列車として控えていた。

この車両(キハ47系)も近々引退する。
 
 
村上駅前って、ホントに駅の真ん前にバス停がある(笑)。
大抵は、駅前ロータリーのちょっと端ぐらいのイメージの場所だよね。

駅舎の上の時計が「取って付けた感」があっていいね(笑)。
 
 
フェリーが出る岩船港の最寄りのバス停を通る路線バス。
回りくどい書き方をしたが、一般の路線バスで岩船港に直接行く路線はない。

この路線バスに乗ったとしたら、
最寄りのバス停から岩船港まで、約800mの距離があり、歩くと10分ちょっとかかる。
そこで…、
 
 
粟島浦村の「粟島浦村地域公共交通活性化協議会」
が運行している「まちなか乗合タクシー」700円ナリ(要予約)を使った。

俺の他に5人ほど乗ったかな。

予約していた客が全員揃ったので、
定刻よりも早く出発した。

この写真は岩船港に到着後に撮影。
 
 
村上駅から12~13分で、岩船港に着いた。
 
 
 
フェリーは予約不要なので、旅客名簿を書いてチケットを買う。
支払いはSuicaも使えるよ。

バックの乗船名簿各種は、収集用(笑)。
 
 
フェリーニューあわしま(654t)

2019(平成31)年4月に就航したばかりの新造船。
 
 
カーペット敷の区画。
一応「座席」という表示になっている。
 
 
1階の椅子席。
 
 
2階の椅子席。
 
 
室外にある椅子席。

夏場はこっちでもいいかもね。
 
ちなみに、どの席も金額は同じなので、
好きなところに陣取ればいい。
 
 
出港時刻が近づき、乗船デッキが外されたが、
おばちゃんがギリギリにタクシーで到着し、
ちっちゃなタラップを渡って乗せてもらえた。

よかったね。
 
 
定刻に出港した。
 
 
まだ岩船港内を航行しているが、
すでに粟島が見えている。
 
 
もう少ししたら夕日になりそうだね。
 
 
日本海に沈む夕日をウリにしている
瀬波温泉の宿群。

今日の空模様なら夕日が見られる気がする。
 
 
港外の日本海に出ると少しうねりがあった。

今朝は波浪注意報が出ていたっけ。
 
…と、ここまでで、船内のフリーWi-Fiを使って、
いったんUPします~。
 
 
UP直後に、夕日がいい感じになってきて、
粟島も近づいてきたので撮影して、
もう1回UPします~。
 
 
いよいよ粟島に上陸した。
これで、新潟県の全市町村を踏破した(祝)。
 
 
早速、港から歩いてすぐの、旅館「たてしま」にチェックインし、
晩メシまでに軽く釣りに出る。

港では、さっきまで乗っていた
フェリー「ニューあわしま」が照明を点けていた。
 
 
港の端っこの岸壁から釣り糸を垂らす。

さて、釣れるかな???
 
 
お月様がきれい。

左下は、今年度は運行を終了した粟島汽船の高速船。
 
 
仕掛けを付けた電気浮きがプカプカする。
 
 
すると程なくビビビンと当たりがきて、
小アジが釣れた。

今回の竿は短くて細いヤツだから、
こんな小アジでも、グググっとしなって、
なかなかにおもしろい。

コイツは辛うじて刺身にできる大きさだ。
 
 
釣った直後に現場で締めて、
宿で捌く。
 
 
きらっきらで、半透明の身が新鮮さの証だね
(釣ってすぐなんだから当たり前か。)。
 
 
小アジは後で食すとして、
宿のメシだ。

海の幸がいっぱい!

しかも、これだけではなかった。
 
 
なんと、キジハタ、ヒラマサ、それにアマダイの刺身、
そしてタコしゃぶまで付いたよ。

うめいうめい。
 
 
粟島の独自ブランドのジャガイモ焼酎も
頼んじまった…。

お湯割りでクイクイ進む!
 
4合瓶で2,300円ナリ。
 
 
シッタカの煮付けもあったが、
コイツは引っ張り出すのに少しコツがいる。

このコツを知らないと、
「貝殻が食卓に並んでいる」と思ってしまう(笑)。
 
 
いつものとおり、食が遅い俺は、
最後は食堂で1人ポツンと「にゃんこめし」をかきこんでいた…。
 
 
さんざん呑み喰いしたってのに、
また釣りにきた。

オリオン座がきれいだったので撮影したが、
夜だし、コンデジしかなくて、ピントを合わせられなかったので、
こんな写真になっちゃったけど、
オリオン座は分かるよね(笑)。

しっかし、ピンぼけがひで~な~。
 
 
電気浮きがプカプカ…。
これこそ撮影に無理があるね。
 
 
23時過ぎに宿に戻った。

結局、晩メシの後の釣りでは小アジ1匹だけで、
夕方の1匹と合わせて合計2匹分の刺身で、呑む。

もう、食感が素晴らしくて、にこにこ。

ここでおもしろかったのは、
夕方に捌いておいた刺身はもう食感が衰えていて
(あくまでも釣りたてというレベルでですよ。
その辺で売られているマアジと比べてはいけません。)、
今捌いた晩メシ後に釣った小アジの食感の方が
ハッキリよかったね。
 
 
そして、このページのUPに向けて準備していたら、
24時を過ぎて停電した。

この写真は、補助照明が点いているのを撮影したもの。

そういえば、夕方に防災行政無線で、
東北電力粟島火力発電所からの「お知らせ」として、
「24時から、発電所より南の地域で停電する」と伝えていた。

ここ「たてしま」は、火力発電所からほんの僅かに南に位置するのだが、
見事に対象だったようだ(笑)。

ってことで、ここまでをUPして寝るだ~。
 
 
2019/11/07
おっはよ~。

明け方の4時頃、部屋のTVがいきなり点いたんで
驚いて飛び起きた。
そういえば部屋の電燈も点いている。

わぁぁ~、遭遇してはいけないものにやられたか~
っと寝ぼけアタマで思いを巡らせたら、
よく考えれば、停電だったのが復電しただけだった。

停電時に蛍光燈もTVも点いていて、
そのまま寝ちまったもんだから、
電力が回復すれば、そりゃまた点くわな(笑)。

で、それから少し寝て、7時半に朝メシ~。
 コメを3杯も喰っちまった。
 
 
旅館「たてしま」さん、今回はお世話になりました。
居心地よかったです~。

あ、部屋の写真を撮り忘れた…。
 
 
粟島灯台の入口に来た。
ここから灯台までは階段らしい。
 
 
ひと1人が通れるほどの階段(一部平坦路)を
腰痛と脊柱管狭窄症持ちのおっさん(ワタクシのことですね。)
が、えっちらおっちら登ること(一部下ること)をしつつ
約18分で灯台に着いた。

11月の朝で風が強いのに、汗だくだ…。
 
標高の高さは273.9mで全国3位(ちなみに粟島最高地点。)、
光の届く距離は約42kmで全国2位
だそうな。
 
 
南西方向に佐渡島が見えた。
 
ロケーション自体はぐるっと360度が海なんだけど、
木々が視界を遮る方向があるため、
全方向の見晴らしがきくというものではない。
 
 
また港近くに戻ってきた。

島内を巡るコミュニティバスは1日に数便あるが、
便によっては予約が必要なので、
しっかり確認することが必要だ。
 
 
郵便局で記念押印など…。
 
 
物置の屋根の下にスズメバチのでっかい巣があった。
駆除しないのかな。

蜂の巣を取るつもりかな。
 
粟島のお土産を買いたいんだけど、休み。
 
 
ここも休み…。
 
 
コイツが今日未明に「計画停電」した発電所。

火力発電所っていうともっと規模の大きな物を想像するが、
こうしたこぢんまりしたタイプもあるのね。
 
 
昨日釣りした場所。
 
 
昼メシを喰いにフェリーターミナルの2階のレストランに来た。

ここぐらいしか店がやってないのよ。
 
 
店内。
奥はスナックの造りになっている。
 
 
店の窓から、粟島港に入港するフェリーが見えた。
コイツの折り返しに乗る。
 
 
日替定食800円ナリ。
今日はとんかつだ~。

とても旨かったが、俺的にはできればもう少しコメが欲しかった…。
 
 
乗客が船に乗り降りする可動式のデッキ。

このアルファベットはどう読むのかと思ったよ。

「エニール・アミーソーA」か。

…んでなくて、これは右から「アワシマ ライン」なんだな~。
アルファベットの右書きってぇのは、なかなか見ないゾ。
 
  
さて、乗船手続きをして出港を待つ。

粟島名物(?)の大漁旗を振っての見送り。
俺は関係ないのに俺までうるうるしてくる。

こういうのは船ならではだよね。
 
 
定刻に出港した。

ばいば~い、粟島ぁ。
またくるよぉ。

次は夏にダイビングかな。
写真はないけど、漁協で聞いてみたら
村上の店を通じて手配してくれってさ。

直接粟島では受け付けていないとのことだった。
 
 
粟島では結局何もお土産が買えなかったので、
島のパンフが「お土産」になっちまった(苦笑)。

それだけじゃ寂しいので、
村上に戻ってきてから駅のキヨスクで
「きむらや」の瀬波まんじゅうを各色GETした。