2017(平成29)年GWの、角館、小坂鉄道レールパークの「ブルートレインあけぼの」、盛岡、小岩井農場など。


長野で通常どおり仕事を終え、新潟へ移動し、
それから一気に北上して、25時頃に桜の名所角館に着いた。
着いてすぐ早速枝垂れ桜を撮影したが、光量が足りなくてなんだか分からない写真になっちまった。

で、クルマで仮眠して、明るくなった5時過ぎから改めて撮影した。
朝早いと、人がいないか、少ない写真が撮れる。
角館の町なかを流れる桧木内川(ひのきないがわ)の左岸約2kmに渡って、約400本のソメイヨシノの桜並木が続く。
「日本名所100選」であり、国の名勝でもある。
4月29日は見事なほどの満開で、朝6時過ぎに右側からちょうど朝日が射し込んできた。
日が射してくると一気に色が映える。朝早いので人がほとんど写らない写真が撮れる。
でも、この写真は、よ〜〜〜く見ると、実は数人写っている(笑)。

このアングルはお馴染みのものだが、右中程に国土交通省の鉄塔のアタマが見えるのが残念。
もちろんこれを外したアングルも可能だが、そうすると写る桜が少なくなっちゃうんで、
この写真はあえて鉄塔を入れて撮影した。
角館の町なかには武家屋敷があり、枝垂れ桜がある。
散り始めだったが、ソメイヨシノの散り始めとは違い十分見応えがある。
なんと、地元ナンバーのトヨタ2000GTがいた。
ホンモノであることを信じる。
レプリカもあるからね。
橋を変えて撮影。
これも日が射したらもっといいだろうね。
混んでくる角館を抜け出して、国道を北上して小坂町にきた。
信号待ちしているときにふっと脇のコンビニの駐車場を見たら、
「上田式駐車」をしているクルマを発見して、1人で大爆笑してしまった。

「上田式駐車」が分かる人だけにウケればいいからね。

…だと不親切なので、ちょっと補足。
普通、駐車って「将棋的(枠の中)」でしょ。
だけど、ウチの職場のウエダさんは、駐車が苦手なので「囲碁的(格子の上)」に停めちゃう。
んで、このトラックはまさにその通りでしょ。
ってこと。
再びやってきた「ブルートレインあけぼの」。
また宿泊できるのだ。
嬉しいな〜。
日が暮れて、呑み喰いも終わって、寝る前に軽く撮影。
転轍燈の紫色をうまく表現させるのが難しい。
この写真も成功したとはとてもいえない。
実際は、深みのあるとてもいい色だよ。
昔懐かしい腕木式の信号機。
灯っているのが見られるのは大変貴重だ。
朝になって、楽しみにしている予約していた駅弁が届いた。
約20km離れた大館市から、「花善」さんが名物の鶏めしをわざわざ届けてくれる。
掛け紙は「ブルートレインあけぼの」用の特別なもの。
宿泊車両は呑み喰い禁止なので、呑み喰いのできる休憩所的な設定の車両でいただきます。
小坂から盛岡に来た。
もそ〜っとしたウーパールーパーと思われる看板。
旧盛岡市消防団第五分団。
平成17年までは現役だったらしい。
現在は「紺屋町コミュニティ消防センター」だそうな。
盛岡市の指定建造物。火の見櫓の高さがいいね。
昔はこれで十分見渡せたんだろうけど、今はすぐ前のビルで視界が遮られてしまう。
盛岡市内を流れる北上川にかかる開運橋。
重厚なトラス橋。
最近の小洒落たデザインの橋に比べればとてもいいと思う。
落っこちないっていう安心感があるね。
実際はどうだか分かんないけど。
 
開運橋から望む岩手山。
いい風景。
昼メシを喰いにやってきた冷麺の銘店「食道園」。
ほぼほぼ満席だったが運良くすぐに座れた。
特辛(通常の4倍)900円ナリ。
丼に貼り付けたキュウリで辛さを表している?
辛さ自体は、俺に言わせれば大したことなし。
でも、これが旨いのなんの。
盛岡駅前のバスのきっぷうりば。
ここでとんでもないものを見つけた。
岩手県北バスの窓口になんと硬券があったのだ。
ダッチングマシンもあった(が、印字はボロボロ…。)。

俺は、とりあえず1番安い券を買った。
基本的に中距離以上の区間(長野でいうと、戸隠、白馬、湯田中、志賀のようなイメージ。)を
硬券で売っているので1枚当たりの単価が高いが、たまに「全部買い」するヤツがいるらしい。
全部買うと4万超えだってさ…。
盛岡での宿は、経営会社が倒産した(笑)、盛岡シティホテル。
でも、ホテルは盛業中ですよ。
安い代わりに客室がお任せのプランにしたら、
角部屋(っていえば聞こえがいいけど、上層階がすぼまってる建物ってあるでしょ。
そういうとこの端っこの部屋だから、ドアも長方形ではなく一部が斜めにカットされてるし…。
喫煙室だし…。ま、俺は寝られりゃ気にしないよ。)だったけど、安けりゃいいのよ。
GW期間中なのに1泊3,500円程度だもん。
南千住の安宿や、台湾の旅社で逆境は鍛えられてるからね(笑)。
朝メシは、盛岡駅の駅そば「はやて」で、きつたまそば。
430円ナリ。
東北の駅そばの丼の特徴は「わっぱ」なんだね。
今は閉店した青森駅のホームもそうだったっけ。
そばもつゆも、長野駅のレベルより高い。
信州そばよ、負けてらんないゾ。
小岩井農場にきたよ。
俺の心の牧場です。小学校に入った頃から来てるからね。
農場内の県道沿いのソメイヨシノがちょうど満開!
5月2日(火)の、小岩井農場内の一本桜。
まだまだ一分咲き程度。
空には雲がふわふわと。
おもしろいことに、岩手山(2038m)の上空で
雲ができるんだね。
5月2日の夜は、盛岡での銘店らしい「とらや」に初めて繰り出した。
結論からいうと、とっっってもよかった。

最初は一杯だけのつもりでいたのだが、
ホタテ刺しは旨いわ、豆腐(ダシであっためてある。)は旨いわ、
やきとりは旨いわ、ホヤ刺しはちょー旨いわ、イカ納豆は旨いわ、
で、芋焼酎が呑みたくなって、
グラスはやってなくてボトルのみだっていうもんだから、黒霧島の4合瓶を頼んだよ。

ちょっとだけ呑んで、余ったのは持って帰ろうと思っていたら、
居心地があまりによかったんで、なんと全部呑んじまった。

結局、開店直後から看板までいたよ…。
この写真は、看板後にへろへろくん状態で撮影したもの。
ピントは合ってねーわ、ブレてるわ…。ひどいね。

献立の写真も撮りたかったが、一見なので今回は遠慮した。次回は撮るゾ。
店では、近畿日本ツーリストに勤めていたというおじさんと「旅話」などで盛り上がった。
「とらや」の店内。
基本的にL字型のカウンターの20席弱のみ。
開店とほぼ同時に満席になった。

この画像は、ちょっと離れた席の「じもてぃ」さんが、旨い蕎麦屋の話をしていて、
「雫石町の『しんざん』は旨い」って言っていたのを聞いて、すかさず動画を利用してメモ録した中でのもの。
筆記用具を持っていなかったからね。

このおばちゃんがカウンターを仕切っている。
正面の暖簾の奥が厨房。
動画からのキャプチャー。
5月3日の朝の天気予報。
東北は全域で気持ちよく晴れっ!
東京にはちょっと曇りマーク。やーいやーい。
小岩井農場から田沢湖に向かう途中にふと見つけた絶景。
雫石町立上長山小学校の校庭から。
ちょいと足を伸ばしてやってきた田沢湖。
天気もよく、辰子の像もよく映えていた。
田沢湖を軽く1周した。
5月4日も、朝からいいお天気。
今日も雲が全くないゾ!
朝、モーモーがのんびり草を食む。
のどかなまきばの風景。
でも、日陰のモーモーと、日が当たっている岩手山の露出差が大きく、
撮影が難しかった(露出などを変えて10枚以上撮ってるんだよ。)。
時系列はちょっとずれるが、3日間訪れた「一本桜」の咲き加減の移り変わり。
これは、5月2日。
5月3日。
下の方の枝が少し咲進んだか。
ホントはこの日に帰るはずだったが、
明日も天気がよさそうなので、もっと花が咲き、いい写真が撮れるかと思い、
急遽、もう1泊することにした。
が、宿はどこも一杯だったので、近くの道の駅で車中泊することにした。
5月4日。
この写真のみ偏光フィルター使用。
前日の3日に比べて、特に木の上部が咲き始めているのが分かる。
もう2日ぐらいすれば満開を迎えそうだったが、もう帰らないといけない…。
帰る前に、盛岡の「とらや」で噂を聞いた、雫石町の「しんざん」で蕎麦を喰う。
噂を聞いたときは店名の漢字が分かんなかったが、
結局、ひらがなで「しんざん」だったのね。

開店と同時に満席になったのは意外だった。
十割の「幌加内そば」。730円ナリ。
麺は十分旨かった(麺だけで喰えたよ。)が、つゆは俺にはちょっと甘かったかな。
この他に十割の国内そば粉の献立もある。

このあと、店の人に教えてもらった「岩手山神社」の境内で湧き水をペットボトルに詰め、
新潟へ向かい始めた。
楽しかったGWの旅も終わり、ひとまず新潟を目指す。
その途中の、秋田県由利本荘市の国道107号の交差点にあった看板。
「飛び込み」入浴ができるそうで…。
プールのように飛び込むんじゃなく、いわゆる「外来(日帰り)入浴」のことだよね、きっと。